塵界(読み)ジンカイ

デジタル大辞泉 「塵界」の意味・読み・例文・類語

じん‐かい〔ヂン‐〕【×塵界】

汚れた俗世間
[類語]世間世の中天下江湖こうこ社会実社会世上世俗俗世人世じんせい人間じんかん俗間民間巷間こうかんちまた市井しせい浮き世娑婆しゃば世界人中浮き世一般

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精選版 日本国語大辞典 「塵界」の意味・読み・例文・類語

じん‐かいヂン‥【塵界】

  1. 〘 名詞 〙 けがれた俗世間。俗界人間界塵寰(じんかん)
    1. [初出の実例]「化身住世何能久、塵界定留恵遠名」(出典:高野大師御広伝(1118)下)
    2. 「俗念を放棄して、しばらくでも塵界を離れた心持ちになれる詩である」(出典:草枕(1906)〈夏目漱石〉一)
    3. [その他の文献]〔趙彦昭‐奉和九月九日登慈恩寺浮屠応制詩〕

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普及版 字通 「塵界」の読み・字形・画数・意味

【塵界】じんかい

俗世界

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