出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…そのとき,外記局の政庁と弁官局の政庁が別個に設けられ,前者が外記庁(平安宮では内裏建春門の東),後者が太政官曹司,太政官庁または弁官庁などと呼ばれた。平安宮では,内裏の南,朝堂院の東に,東西56丈,南北40丈の地を占め,正庁,東庁,西庁,朝所(あいたんどころ)などの建物があった。平安時代中期以降,平常事務が官人各個の邸宅で行われるようになったため,太政官庁は列見(れつけん)以下の年中行事的儀式執行の場となり,朝堂院の廃絶以後は,即位礼,大嘗会などの大礼・大祀もここで行われるようになった。…
※「朝所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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