大区・小区(読み)だいく・しょうく

百科事典マイペディア 「大区・小区」の意味・わかりやすい解説

大区・小区【だいく・しょうく】

廃藩置県後の1872年―1878年(明治5年―11年)の地方行政制度。従来の郡・町・村,および町村役人の名主(なぬし)・庄屋(しょうや)を廃し,中央―県―大区―小区編成。大区(数ヵ小区で構成)に区長,小区(数ヵ町村で構成)に戸長が置かれた。人為的な行政区浸透のため,町村を組として組頭を置き,行政補助機能を持たせた例が多い。
→関連項目三新法

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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