日本歴史地名大系 「大日坊」の解説
大日坊
だいにちぼう
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
山形県鶴岡(つるおか)市大網にある真言(しんごん)宗豊山(ぶざん)派の寺。山号は湯殿山(ゆどのさん)。本尊は大日如来(にょらい)。寺の縁起によれば825年(天長2)空海(くうかい)の開基という。湯殿山四別当の一つで、湯殿山表口別当滝水寺大日坊と号し、奥の院を管理した。湯殿山は女人禁制であったので、空海が当寺を女人の湯殿山遙拝所(ようはいじょ)として大日如来を安置したと伝える。三代将軍徳川家光(いえみつ)の乳母であった春日局(かすがのつぼね)も本寺に祈願した。本堂には1783年(天明3)に入定したという真如海上人(しんにょかいしょうにん)の即身仏が安置されている。寺宝には伽羅枕(きゃらまくら)、黄金の碗(わん)(最上義光(もがみよしあき)奉納)、梵鐘(ぼんしょう)(1658作)、扁額(へんがく)(木庵性瑫(もくあんしょうとう)筆)など多数がある。
[中山清田]
機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...