妙法寺記(読み)みょうほうじき

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

妙法寺記
みょうほうじき

勝山記(かつやまき)』ともいう。駿河(するが)国駿東(すんとう)郡岡宮(おかのみや)光長寺(静岡県沼津市)を本寺とする甲斐(かい)国(山梨県)都留(つる)郡の河口湖の南岸、小立(こだち)・勝山あたりに居住する法華(ほっけ)宗僧侶(そうりょ)によって書き継がれた年録。1466年(文正1)~1563年(永禄6)に至る記録で、冒頭に1338年(延元3・暦応1)からの、ごく簡単な記事を付載。富士北麓(ほくろく)の法華宗の状況、富士参詣(さんけい)にかかわる道者、御師(おし)、神社、各村の様相、用水をめぐる農民と武士の対立、富士北麓の支配者小山田(おやまだ)氏の位置、富士山の自然現象、交通、近隣の北条氏・今川氏・武田氏の活動などが記される。1561年までは『続群書類従』『続史籍集覧』に所収。[矢田俊文]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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