出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
滋賀県北部の川。伊吹山地の新穂(しんぽ)山(1067m)付近に源を発し,伊吹山の西麓を南流して谷口の米原市の旧伊吹町付近で西に方向を転じ,草野川,高時川の支流を合わせて琵琶湖北東岸に注ぐ。幹川流路延長36.5km,全流域面積371.4km2。上流部は積雪2mをこえる深雪地域で,最奥の旧伊吹町甲津原は平家の落人集落といわれる秘境であったが,近年,奥伊吹青少年旅行村が開設され,キャンプ場に変貌しつつある。中・下流部は滋賀県最大の養蚕地帯で,堤防の内外に桑園が多く,河口はアユ漁で知られている。支流の高時川と合流する長浜市の旧虎姫町一帯は排水が悪く,洪水による被害が絶えなかったため,1885年高時川底を通る田川アーチカルバート(アーチ状伏樋)が設けられた。流域一帯は姉川古戦場をはじめ歴史・文化遺産が多く残っている。1909年8月の姉川地震により下流部の旧虎姫町と長浜市の旧びわ町は大きな被害を受けた。
執筆者:井戸 庄三
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
滋賀県北東部を南流して琵琶湖(びわこ)に注ぐ川。岐阜県境の新穂(しんほ)峠に源を発し、米原(まいばら)市北部をほぼ直線状に南下したのち西に方向を転じ高時川をあわせ、長浜市(ながはまし)南浜付近で琵琶湖に注ぐ。延長約40キロメートル、流域面積約685平方キロメートル。古くから荒れ川として知られ、姉川扇状地には4条の旧河道と思われる河川もみられる。上流部は深雪地で林業地帯、中流域の長浜市野村は姉川の戦いの地。河口の南浜は近世に水運で栄えた。2002年(平成14)上流の米原市曲谷(まがだに)に姉川ダムが完成、ダムによって白龍湖が出現している。
[高橋誠一]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新