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安家洞 あっかどう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

安家洞
あっかどう

岩手県北東部,岩泉町北部の安家地区にある鍾乳洞。主洞の長さ 2300m,支洞の数は約 40,洞の最大幅 17m,天井の最高約 25m。岩泉町から久慈市へかけて横たわる長さが約 50km,幅が約 4kmの古生代ペルム紀の大石灰岩塊のほぼ中央にあたり,石灰岩層の走行に沿って西または南に 50°~60°傾いた縦長の洞穴をなす。洞内には無数の鍾乳石石筍石柱,千枚皿などがあり,鍾乳石の最大のものは 6mにも達する。温度は 8℃。公開されているのは入口から約 380mまでの部分。1975年国の天然記念物に指定。南にウサギコウモリトビムシなどの珍しい動物が生息する龍泉洞がある。

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デジタル大辞泉の解説

あっか‐どう【安家洞】

岩手県岩泉町にある鍾乳洞竜泉洞の北、約20キロ。総延長は23.7キロ(平成18年現在)で国内最長。入り口は一つで多くの支洞があり、主洞の一部は公開されている。国の天然記念物。

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百科事典マイペディアの解説

安家洞【あっかどう】

岩手県岩泉町安家にある鍾乳洞(しょうにゅうどう)。ジュラ紀の安家石灰岩中に発達し,総延長は8kmをこえる。ほぼ水平に,北北西〜南南東に主洞が伸び,支洞数40,洞幅最大70m,天井最高25m,みごとな鍾乳石,石筍(せきじゅん)がある。
→関連項目岩泉[町]鍾乳洞竜泉洞

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世界大百科事典 第2版の解説

あっかどう【安家洞】

岩手県北東部,下閉伊(しもへい)郡岩泉町安家元村にある大規模な鍾乳洞。北上高地の岩泉町から久慈市にかけて,安家石灰岩分布地帯が走り,国内でも有数の鍾乳洞地域である。安家洞は,1961年に日本ケービング協会によって調査がおこなわれた。北東に向かって狭い洞口を開き,洞内はきわめて複雑で分岐と合一を何度も繰り返し,主洞の長さ約2300m,支洞の数は約40,総延長は8000mを超え,調査された洞の延長では日本一である。

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大辞林 第三版の解説

あっかどう【安家洞】

岩手県岩泉町にある鍾乳洞。天然記念物。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔岩手県〕安家洞(あっかどう)


岩手県北東部、下閉伊(しもへい)郡岩泉(いわいずみ)町の安家川南岸にある鍾乳洞(しょうにゅうどう)。主洞と約40にのぼる支洞を含めた総延長10kmは、日本屈指の規模を誇る。国指定天然記念物。鍾乳石・石筍(せきじゅん)・石柱・カーテンなどさまざまな石灰岩地形が発達。自然状態のまま保存され、入り口付近の約500mだけを公開。西2kmに氷渡(しがわたり)洞がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

安家洞
あっかどう

岩手県北東部、下閉伊(しもへい)郡岩泉町安家にある鍾乳洞(しょうにゅうどう)。総延長23.7キロメートルを超える。国の天然記念物。ジュラ紀安家石灰岩中に発達し、主洞の長さ約2300メートル、洞は複雑で迷路が多い。石灰岩層の走行に沿って、西または南に50~60度に傾き、地下水が石灰岩を溶解して鍾乳石になる状態や、石筍(せきじゅん)が伸びて1本の石柱になる状態がみられる。地質学的には2億数千万年経過していると推定され、鍾乳石、石筍、石柱、フローストン、カーテン(石灰幕)など千変万化の形で展開し、リムストン(畔石(あぜいし))も数か所で認められる。南の秋吉(あきよし)台(山口県)に対して北の安家洞ともいえる洞窟(どうくつ)センターである。[川本忠平]

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