実海(読み)じっかい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「実海」の解説

実海(2) じっかい

1446-1533 室町-戦国時代の僧。
文安3年生まれ。天台宗武蔵(むさし)川越(埼玉県)喜多院住持となり,後進の育成と著作につとめる。幼少より聡明(そうめい)で,太田道灌(どうかん)を心服させた逸話がのこる。天文(てんぶん)2年死去。88歳。武蔵川崎(神奈川県)(一説品川)出身。著作に「夷希抄」「教観大綱見聞」など。

実海(1) じっかい

1269-1318 鎌倉時代の僧。
文永6年生まれ。真言宗仁和寺(にんなじ)勝宝院の道耀(どうよう)から灌頂(かんじょう)をうけ,五智院の住持となる。正和(しょうわ)5年(1316)東寺長者,翌年大僧正,護持僧となった。文保(ぶんぽ)2年5月7日死去。50歳。俗姓藤原

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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