室戸[市](読み)むろと

百科事典マイペディア 「室戸[市]」の意味・わかりやすい解説

室戸[市]【むろと】

高知県南東部の市。1959年市制。室戸岬のある半島部を占め,大部分山地丘陵で,海岸平野は狭い。中心市街は西岸にあり,藩政期以来数次の改修を経てよく整った室津,津呂(つろ)の漁港を中心とするマグロ,カツオの漁業基地として発達したが,近年は不振。野菜・果樹栽培が盛ん。室戸阿南海岸国定公園観光基地で,高知市,安芸市からバスが通じる。248.18km2。1万5210人(2010)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android