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家抱 ケホウ

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デジタル大辞泉の解説

け‐ほう〔‐ハウ〕【家抱】

江戸時代、本百姓に隷属している百姓の呼称の一。地方により名子・譜代・被官などと称した。

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大辞林 第三版の解説

けほう【家抱】

門百姓かどびやくしよう 」に同じ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

家抱
けほう

江戸時代の隷属農民の呼称。分付(ぶんづけ)、門屋(かどや)、庭子(にわこ)、鍬子(くわこ)、釜子(かまこ)、名子(なご)、被官(ひかん)などともよばれ、主家への隷属の程度は時期や地域によって異なる。『地方凡例録(じかたはんれいろく)』(1791~94)では、主家と血縁にある者を分付、ない者を家抱として区別しているが、実際には、家抱でも主家の血縁である場合もあった。一般に、主家と内付(うちづき)関係にあり、主家から分与された土地(家抱地という)を耕作して、年貢・諸役は主家を通じて上納した。高持(たかもち)百姓で家族をもてたが、百姓株を所有せずいまだ完全に独立していないので、本百姓とは明確に区別された。[馬場 章]

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世界大百科事典内の家抱の言及

【百姓】より

…すなわち,家内奴隷的性格をもつ譜代下人(ふだいげにん)の労働と,半隷属的な小農の提供する賦役労働とに依拠して,大経営が維持されていた。半隷属的小農は名子,被官,家抱(けほう),隠居,門屋(かどや)など各地でさまざまの呼び方をされているが,これらはいまだ自立を達成しえない自立過程にある小農の姿である。これらの小農は親方,御家,公事屋,役家などと呼ばれる村落上層農民(初期本百姓)に隷属し,生産・生活の全般にわたって主家の支配と庇護を受けていた。…

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