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家領 けりょう

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大辞林 第三版の解説

けりょう【家領】

堂上諸家に伝わる家の領地。

出典|三省堂
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世界大百科事典 第2版の解説

けりょう【家領】

中世の権門勢家が歴代にわたって伝領した所領・荘園。〈家領〉の語は,平安初期に東寺に施入された伊勢国川合勅旨田が,もと〈従四位下屋部王家領,宝亀四年皇太子伝家領〉であったとされるのが早い例であるが,奈良時代,766年(天平神護2)の越前国田券に〈右大臣家田〉とあるのも同様な存在で,奈良末・平安初期に,王族・高官など尊貴の〈家〉が領する初期荘園を,〈何某家領〉と呼んだのがその始まりとみられる。当時の〈権貴の家〉は,家符・家牒など家の文書を発し,家印を用い,家の使いを下して家領を経営した。

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世界大百科事典内の家領の言及

【公家領】より

…平安中期以降,公家社会の階層分化がしだいに進み,さらに摂関家以下の家格・家職が形成されるにともない,それぞれの所領の形態も多様化した。中世の摂関家(摂家)の所領は,摂関職,氏長者の地位とともに各家の間を伝領される膨大な〈渡領〉と,各家固有の〈家領〉とに分かれるが,その家領も主要部分は,本家として一定の得分を収取する所領と,本所として荘務を進退する所領とから成り,皇室領をはじめ,他家の所領の下級所職を知行することはない。これに対し摂関家に次ぐ上級公家の場合その所領は上皇領,女院領等の領家職あるいは預所職等の知行が重要な要素となっており,中・下級公家では摂関家領その他上級公家領の所職を,奉仕に対する俸禄的な意味で知行するものが,家領の重要な部分を占めている。…

※「家領」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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