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寄沙汰 よせざた

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世界大百科事典 第2版の解説

よせざた【寄沙汰】

中世,とくにその前半期に特徴的に行われた違法な裁判行為の一つ。訴因をもつものがみずから当事者となることなく,訴を第三者に委託し(沙汰を寄せる),委託を受けたものがこれを受託し(沙汰を請け取る),以後この訴権の実現につとめる行為をいう。沙汰を請け取ったものが寄沙汰を実行する手段によって2種に分かれる。(1)朝廷や幕府などの法廷において行われる寄沙汰。本来の訴人がその法廷での当事者能力に欠ける場合や,通常の手段では勝訴の期待をもちえない場合,その法廷での有勢者に沙汰を寄せて勝訴をかちとろうとするもの。

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