コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

寄沙汰(読み)よせざた

世界大百科事典 第2版の解説

よせざた【寄沙汰】

中世,とくにその前半期に特徴的に行われた違法な裁判行為の一つ。訴因をもつものがみずから当事者となることなく,訴を第三者に委託し(沙汰を寄せる),委託を受けたものがこれを受託し(沙汰を請け取る),以後この訴権の実現につとめる行為をいう。沙汰を請け取ったものが寄沙汰を実行する手段によって2種に分かれる。(1)朝廷や幕府などの法廷において行われる寄沙汰。本来の訴人がその法廷での当事者能力に欠ける場合や,通常の手段では勝訴の期待をもちえない場合,その法廷での有勢者に沙汰を寄せて勝訴をかちとろうとするもの。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

RE100

2014年に国際環境NGO「The Climate Group」が開始した国際的な企業連合。業務に使用する電力の100%を再生可能エネルギーに転換することを目的としている。認定を受けるためには、「企業...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android