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富士松 フジマツ

大辞林 第三版の解説

ふじまつ【富士松】

カラマツの異名。

ふじまつ【富士松】

狂言の一。太郎冠者が手に入れた富士松を主人が取り上げようとして連歌の賭け物にさせ、難句を次々に出すが、冠者は主人をからかいつつ応答してしまう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

富士松
ふじまつ

狂言の曲名。大蔵(おおくら)流では大名狂言、和泉(いずみ)流では太郎冠者(かじゃ)狂言。主人は、無断で旅に出ていた太郎冠者(シテ)をきつく叱(しか)るが、富士参詣(さんけい)(富士権現(ごんげん)に詣(もう)でること)をしてきたと詫(わ)びるので許し、冠者が富士山で取ってきた富士松(唐松(からまつ)の別名)を欲しいという。しかし、冠者がなかなか承知しないので、主人は連歌(れんが)の付合(つけあい)をしてできないときには取ると勝手に決めて詠みかける。ところが、主人「後(あと)なる者よしばしとどまれ」冠者「二人とも渡れば沈む浮き橋を」主人「上もかたかた下もかたかた」冠者「三日月の水に映らふ影見れば」などと冠者はどんな難句にも即座に付句する。しかたなく主人が冠者を叱って終わる。室町時代に流行した俳諧(はいかい)連歌のおもしろさを巧みに仕組んだ曲。[小林 責]

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動植物名よみかた辞典 普及版の解説

富士松 (フジマツ)

植物。マツ科の落葉針葉高木,高山植物,園芸植物。カラマツの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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