狂言の曲名。大蔵(おおくら)流では大名狂言、和泉(いずみ)流では太郎冠者(かじゃ)狂言。主人は、無断で旅に出ていた太郎冠者(シテ)をきつく叱(しか)るが、富士参詣(さんけい)(富士権現(ごんげん)に詣(もう)でること)をしてきたと詫(わ)びるので許し、冠者が富士山で取ってきた富士松(唐松(からまつ)の別名)を欲しいという。しかし、冠者がなかなか承知しないので、主人は連歌(れんが)の付合(つけあい)をしてできないときには取ると勝手に決めて詠みかける。ところが、主人「後(あと)なる者よしばしとどまれ」冠者「二人とも渡れば沈む浮き橋を」主人「上もかたかた下もかたかた」冠者「三日月の水に映らふ影見れば」などと冠者はどんな難句にも即座に付句する。しかたなく主人が冠者を叱って終わる。室町時代に流行した俳諧(はいかい)連歌のおもしろさを巧みに仕組んだ曲。
[小林 責]
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...
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