対馬丸事件(読み)つしままるじけん

共同通信ニュース用語解説 「対馬丸事件」の解説

対馬丸事件

太平洋戦争中の1944年8月22日深夜、前日に那覇を出港し長崎へ向かっていた学童疎開船「対馬丸」が、鹿児島県・トカラ列島の悪石島あくせきじま沖で米海軍潜水艦ボーフィン号の魚雷攻撃を受け沈没した。国民学校学童教員、一般疎開者ら1788人が乗船したとされ、死者数は判明分で1484人。このうち学童の犠牲者は784人で、15歳以下の子ども約千人の幼い命が失われたとされる。軍は生存者らにかん口令を敷き、事件を秘匿した。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「対馬丸事件」の意味・わかりやすい解説

対馬丸事件
つしままるじけん

1944年(昭和19)8月22日、沖縄県からの疎開船「対馬丸」が米軍潜水艦に撃沈され、乗船していた学童779人を含む1476人が犠牲となった事件。

[編集部 2021年1月21日]

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