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小御所 コゴショ

デジタル大辞泉の解説

こ‐ごしょ【小御所】

京都御所内の建物の一。紫宸殿(ししんでん)の東北にある。
㋐室町時代、将軍参内のとき、休息したり装束を改めたりするために設けられた所。
㋑江戸時代、天皇が幕府の使者、所司代、諸侯などを謁見した所。
鎌倉・室町時代、将軍の後嗣の住居。また、その後嗣。→大御所

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百科事典マイペディアの解説

小御所【こごしょ】

京都御所殿舎の一つ。対面,儀式,集会に使用。1954年焼失。のち再建。なお,前将軍およびその居所を大御所(おおごしょ)というのに対し,将軍の世子の居所ないし世子を小御所とも称した。

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大辞林 第三版の解説

こごしょ【小御所】

京都御所内の殿舎の一。紫宸殿(もと清涼殿)の東北にある書院造りの建物。室町時代には将軍参内の際の休息所、江戸時代には幕府の使者や所司代の謁見所、幕末には藩士・公卿の謀議所として用いられた。
鎌倉・室町時代、将軍の後嗣の居所。また、その後嗣。 → 大御所

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

小御所
こごしょ

天皇や上皇の殿舎の一つ。内裏(だいり)における紫宸殿(ししんでん)や清涼殿(せいりょうでん)などの正殿に対して内々の空間として設けられた建物。東宮(とうぐう)や女院(にょいん)などが同居したときの御所として、また、室町時代には東北隅に配置され、南北9間東西3間の母屋として定着し、将軍参内時の休息所となるなど外部と接触する場として用いられた。内裏以外にも上皇の御所や、鎌倉・室町幕府の将軍の御所、身分の高い僧侶の御所にも設けられ、ことに幕府では前将軍、または将軍の居所である大御所に対して、将軍世子の居所を小御所といった。1867年(慶応3)、京都御所内の小御所で開かれた公卿や諸藩の代表による御前会議は、将軍徳川慶喜の辞官納地を決定し、徳川幕府滅亡の端緒となった。[小林保夫]

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