日本歴史地名大系 「小田原城跡」の解説
小田原城跡
おだわらじようあと
現小田原市
〔戦国時代〕
「鎌倉大草紙」は、上杉禅秀の乱没収地として応永二四年(一四一七)に小田原の土肥土屋の跡に大森頼顕が入り、康正二年(一四五六)に大森安楽斎入道父子が小田原城を取立てたとするが、「北条記」には大森氏頼が取立てたとみえ、室町中頃には大森氏の居城となっていたと思われる。明応四年(一四九五)北条早雲が大森氏を追い、以後天正一八年(一五九〇)豊臣秀吉の小田原攻めで開城するまで北条氏の居城であった。
大森氏後期から北条氏の初期には
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報