精選版 日本国語大辞典 「川面凡児」の意味・読み・例文・類語
かわつら‐ぼんじ【川面凡児】
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大正時代の神道家。名は恒次(つねじ)、字(あざな)は吉光(よしみつ)、のち凡児と称する。号は殿山(でんざん)。大分県宇佐郡に生まれ、15歳で馬城(まき)山に入って修行した。以後、漢学、仏教、法律、経済などを学び、1906年(明治39)に稜威(みいつ)会を創立、神道宣布に専念。とくに祖神の心に通うための徹底的な行を強調し、有力な神職の賛同を得て海浜や滝水での禊(みそぎ)行事を行い、全国的に流行した。昭和4年2月23日急逝。著書は非常に多く、おもなものは『日本古典真義』『大日本神典』『天照(てんしょう)大神宮』など。その大半は『川面凡児全集』30巻(1939~1941)に収められている。
[大原康男 2017年10月19日]
(阪本是丸)
出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報
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