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巨視的 きょしてきmacroscopic

翻訳|macroscopic

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

巨視的
きょしてき
macroscopic

本来は肉眼で見える大きさの物や事柄を形容する言葉。マクロまたはマクロスコピックともいう。通常は多数の分子や原子から成る物体性質現象について,個々の構成要素の挙動に立入ることなく記述するときを巨視的という。構成要素の性質と挙動から統計力学を用いて物体の巨視的性質を導き出すのを微視的方法という。さらに拡張した意味で,多数の要素から構成される体系の全体的な性質や行動に重点をおくときにも巨視的という。微視的反対語である。

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デジタル大辞泉の解説

きょし‐てき【巨視的】

[形動]
人間の感覚で直接に識別しうる程度の大きさを対象とするさま。「巨視的な世界」⇔微視的
事物を全体的に観察するさま。マクロ的。⇔微視的

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

岩石学辞典の解説

巨視的

微視的(microscopic)と対比して用いられる語で,対象物質が肉眼で観察できる場合に用いられる.megascopicと同じである.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

大辞林 第三版の解説

きょしてき【巨視的】

( 形動 ) 〔macroscopic〕
対象とする系あるいは現象が、われわれの感覚によってとらえられ、また、普通の観測手段によって取り扱われる程度の空間的・時間的な広がりやエネルギーの大きさなどをもつさま。
現象に対する視野が大きいさま。微細な個々の様相にこだわらず全体的な姿において現象をとらえるさま。マクロ的。
物理系をその微細な内部構造(分子・原子)に立ち入らずに扱う立場。
▽⇔ 微視的

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世界大百科事典内の巨視的の言及

【マクロ】より

…本来は〈巨(おお)きい〉ことを意味するギリシア語であるが,ここでは英語のmacroscopic(巨視的)の省略形の意味で理解する。さらに,巨視的という語も〈ものごとを大づかみにとらえる〉という意味で一般的に使われるが,自然科学での用法に限定しておく。…

※「巨視的」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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