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希土類磁石 きどるいじしゃくrare earth permanent magnet

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

希土類磁石
きどるいじしゃく
rare earth permanent magnet

希土類元素を含む強磁性材料で作った磁石で,アルニコ,フェライトに次ぐ第3の工学用磁石。希土類金属 (R) と鉄族遷移金属 (T) との間には,種々の金属間化合物が存在するが,その中で,R2T17,RT5化合物はキュリー点も高く,飽和磁化も大きく高い結晶磁気異方性をもっていることから,永久磁石材料として研究開発が進められてきた。希土類-コバルト磁石はサマリウムセリウムなどの希土類とコバルトを組合せたもので,高価だが強力で高性能な磁石である。電子機器の小型高性能化に対応して用途が増えている。希土類磁石は高い磁性をもち,特に原料面,性能面,価格面で優位なネオジム鉄系のシェアが高まっている。新たな用途としては,MRI用の大型磁界発生装置などがある。

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知恵蔵の解説

希土類磁石

希土類元素と鉄族元素の金属間化合物。従来の磁石とは桁違いの保磁力を持つ強力永久磁石。最初はサマリウム‐コバルト系化合物磁石が開発され、1983年にさらに強力な鉄‐ネオジム‐ボロン系磁石が日本で開発された。ネオジム磁石は資源的に有利で低価格。電子機器の小型高性能化や永久磁石型MRI(磁気共鳴断層撮影装置)が実現された。

(岡田益男 東北大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

大辞林 第三版の解説

きどるいじしゃく【希土類磁石】

希土類元素を含む強磁性体材料を用いた磁石。高価だが、高性能で電子機器などに使われる。

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