幌加内町(読み)ほろかないちよう

日本歴史地名大系 「幌加内町」の解説

幌加内町
ほろかないちよう

面積:七六七・〇三平方キロ

空知支庁管内最北端の町で、雨竜うりゆう郡に属する。昭和三四年(一九五九)幌加内村が町制を施行して成立。天塩山地とその間を流れる雨竜川のつくる谷底平野からなり、町名は町域を流れる幌加内川に由来する。同川は「丁巳日誌」(再石狩日誌)に「ホリカナイ」とみえ、「此左右少し平地有るよし」と記す。北は天塩遠別えんべつ町、中川なかがわ郡中川町・美深びふか町、東は名寄市、上川郡風連ふうれん町、士別市・中川郡和寒わつさむ町、南は旭川市・深川市、西は深川市、留萌るもい小平おびら町・苫前とままえ苫前町・羽幌はぼろ町に接する。町域は南北に走る天塩山地の主稜線を西境、これと並行する山稜線を東境とする。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「幌加内町」の意味・わかりやすい解説

幌加内〔町〕
ほろかない

北海道北部雨竜川中流部にある町。 1959年町制。地名アイヌ語のホロカナイ (逆流する川の意) に由来。町域の大部分が天塩山地に属する山岳地帯で国有林が多い。主産業は農業と林業。農業は米作のほか,ジャガイモ,ソバなどの栽培と酪農が行われる。ピッシリ山 (1032m) ,朱鞠内 (しゅまりない) 湖を中心とする北部は,朱鞠内道立自然公園に指定され,夏季には,キャンプ,釣り,登山でにぎわう。国道 239号線,275号線が通る。面積 767.04km2。人口 1370(2020)。

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