デジタル大辞泉
「庵治石」の意味・読み・例文・類語
あじ‐いし〔あぢ‐〕【×庵治石】
香川県高松市庵治町で産出する石。黒雲母のまざった青灰色の花崗岩で、高級な墓石などに使用。
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出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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庵治石[石工]
あじいし
四国地方、香川県の地域ブランド。
香川県高松市庵治町・牟礼町において産出された墓用・石碑用石材・自然石を使用してなる庭石ならびに香川県高松市庵治町・牟礼町において産出された石材を使用し同町で加工された灯ろう・墓石・墓標及び墓碑用銘板・石製彫刻。庵治石は花崗岩の一種で、石英と長石を主成分とする少量の黒雲母と角閃石を含む硬い岩石。庵治町・牟礼町は昔から国内有数の石材産地として有名である。水晶とほぼ同等の硬度のため細工がしやすく、水を含みにくいため風化・変質にも強い。よく研磨した石の表面に黒雲母が緻密に入ってまだらな地模様に濃淡が出ることを斑と呼び、その現象が現れることが一番の特徴。香川県伝統的工芸品。2007(平成19)年3月、特許庁の地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5030818号。地域団体商標の権利者は、讃岐石材加工協同組合・庵治石開発協同組合・協同組合庵治石振興会。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報
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庵治石 (あじいし)
香川県高松市の旧庵治町の五剣山(八栗山)西斜面に産する花コウ岩の石材名。結晶が非常に細かく均質で,青っぽく見える。古くから墓石材,石灯籠などの細工物に利用され,特に細目(こまめ)と呼ばれるきわめて細粒のものは,産額は少ないが,最高級の墓石材として珍重される。山麓の高松市の旧庵治町,旧牟礼(むれ)町一帯は,伝統的な石材加工,特に墓石加工の西日本における中心地として,関西を中心に広い販路をもっている。
執筆者:矢橋 謙一郎
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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庵治石(あじいし)
石材の名。香川県高松市にある五剣山で産出される花崗岩。首相官邸石庭や広島平和記念公園の原爆慰霊碑などで使用されている。
出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
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世界大百科事典(旧版)内の庵治石の言及
【五剣山】より
…八合目付近に四国八十八ヵ所85番札所八栗寺があって参詣客が多く,ケーブルカーが第2次世界大戦前から設置されている。中腹には石切の丁場が70もあり,[庵治石]の産地で,西麓には加工業者が数百軒並び,灯籠や墓石が展示されている。【坂口 良昭】。…
※「庵治石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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