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延滞税 えんたいぜい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

延滞税
えんたいぜい

国税の附帯税の一つ。国税通則法 60~63条の規定に基づき,租税を法定の納付期限までに完納しなかった場合に,その未納額と納付の遅延した期間とに応じて賦課される制裁的性質をもつ税。納税者は,本来納付すべきであった税額に延滞税を加えた額を納付しなければならない。この税は納付遅延の事実が発生すると同時に特別の手続を要することなく自動的に成立する。税額は特別な場合を除き法定納付期限の翌日から完納する日までの期間の日数に応じて未納税額に年 14.6%の率で計算されるが,法定納付期限の翌日から1ヵ月以内については年 7.3%の率が適用される。また災害など特別の理由により納税の猶予が認められた場合は延滞税は免除される。なお地方税においては国税の延滞税および利子税に相当する税を延滞金と呼んでいる。

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デジタル大辞泉の解説

えんたい‐ぜい【延滞税】

国税を法定納期限までに納めない場合に加算される税。

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百科事典マイペディアの解説

延滞税【えんたいぜい】

納税義務者が国税を滞納した場合,未納税額に対して滞納期間に応じて課される付帯税。年14.6%(納期限後2ヵ月は年7.3%)の割合。地方税は延滞金といい,国税に準ずる。

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世界大百科事典 第2版の解説

えんたいぜい【延滞税】

納税義務者が法定納期限内に国税を完納しない場合に,その未納付税額および不納付の期間に応じて課せられる金銭的負担。付帯税の一種。納税義務の履行遅滞に伴う損害につき納税義務者の支払うべき遅延賠償と納付遅延に対する遅延利息とに相当する。延滞税は,期限内申告により納付すべき国税を法定納期限までに完納しない場合,期限後申告・修正申告・〈更正・決定〉により納付すべき税額がある場合,納税告知により納付すべき国税を法定納期後に納付する場合,あるいは予定納税もしくは源泉徴収による国税を法定納期限内に完納しない場合に,課される(国税通則法60条1項)。

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大辞林 第三版の解説

えんたいぜい【延滞税】

国税の全部または一部を法定期間内に納付しない場合、未納額を税額の算定の基準として遅延期間に応じて課される付帯税。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

延滞税
えんたいぜい

税法には納税者の権利保護の規定が設けられているとともに、義務を果たさない納税者には納税を促進させるための直接的、間接的な強権発動の規定が設けられている。延滞税は間接的に納税を促進させるための制度であり、租税行政罰の一つである。延滞税は、納税者が国税を法定納期限までに完納しない場合に課されるもので、未納額部分につき年14.6%の割合を乗じて、法定納期限の翌日から完納の日までの滞納期間の日数に応じて計算される。ただし、期限後申告や修正申告、更正・決定などで法定納期限と具体的納期限とが異なる場合には、負担の軽減の趣旨で、具体的納期限までの期間およびその翌日から1か月間に対しては年7.3%の割合を乗じて計算される。延滞税は、その計算の基礎となる国税とあわせて納付しなければならない。なお地方税では、延滞税と同じ性格のものが延滞金とよばれている。[林 正寿]

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