得てして(読み)エテシテ

デジタル大辞泉 「得てして」の意味・読み・例文・類語

えて‐して【得てして】

[副]ある事態になる傾向のあるさま。ややもすると。ともすると。とかく。えて。「頭のいい人は得てして策におぼれるものだ」
[類語]臨時随時不時不定期折に触れて当座時には時として往往たまたまたまさか時時ときどき時折折折時たま間間折節散発間欠周期的とかく時に時にはたまややもすればともするとなにかにつけ何かと言えば

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「得てして」の意味・読み・例文・類語

えて‐して【得して】

  1. 〘 副詞 〙えて(得━)
    1. [初出の実例]「えてしては目あきもはまるみぞを、もうじんの身として、よくもこへたり」(出典:咄本・軽口福徳利(1753)勘の聞違)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android