デジタル大辞泉 「間間」の意味・読み・例文・類語 ま‐ま【間間】 [副]頻繁ではないが、時々現れるさま。時おり。「こういう失敗は間間あるものだ」[名]物と物とのあいだ。あいだあいだ。「―に皆一律を盗めるに」〈徒然・二一九〉[類語]臨時・随時・不時・不定期・折に触れて・当座・時には・時として・往往・たまたま・たまさか・折折・時時・時折・時たま・折節・散発・間欠・周期的・とかく・時に・時には・偶たま・ややもすれば・ともすると・得てして・なにかにつけ・何かと言えば 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「間間」の意味・読み・例文・類語 ま‐ま【間間】 [ 1 ] 〘 名詞 〙① 物と物のあいだごと。あいだあいだ。[初出の実例]「間々に皆一律を盗めるに」(出典:徒然草(1331頃)二一七)② 部屋部屋。それぞれの部屋。[初出の実例]「イエモ ヒロウ、mamamo(ママモ) ヲヲイヲ ミテ」(出典:天草本伊曾保(1593)炭焼と洗濯人の事)[ 2 ] 〘 副詞 〙 そういつもというわけではないが、どうかすると時々出現するさまを表わす語。おりおり。たまたま。往々。[初出の実例]「霊鑒潜に通じて奇迹間(ママ)起る」(出典:大唐西域記長寛元年点(1163)七) あい‐あいあひあひ【間間】 〘 名詞 〙① たくさんある物と物とのそれぞれの空間。また、所々の間。あいだあいだ。[初出の実例]「あひあひ引柿(ひきがき)したる摺尽(すりづく)しの直垂に秋毛の行縢(むかばき)はいて」(出典:義経記(室町中か)一)② ( 多く「に」を伴って ) ときどき。ときおり。〔日葡辞書(1603‐04)〕[初出の実例]「間(アイ)間に夜の吊桶(つるべ)や鹿の声〈東起〉」(出典:俳諧・古今俳諧明題集(1763)秋) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例