時時(読み)ジジ

デジタル大辞泉の解説

じ‐じ【時時】

[名]その時その時。
「暗号(あいことば)は…此三言葉をもて―変更に及ぶべし」〈染崎延房・近世紀聞〉
[副]折にふれて。しばしば。
「―喧伝せらるる学生、農民、労働者の騒擾(そうじょう)」〈木下尚江火の柱

とき‐どき【時時】

[名]その時その時。時節、時節。「時時の花を飾る」
[副]
ある時間を置いて、繰り返されるさま。ときおり。「時時大阪へ行く」「曇り時時雨」
まれであるさま。たまに。「時時訪ねて来る」
[アクセント]はトドキ、はトキドキ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

じじ【時時】

( 副 )
その時その時。その都度。 「暗号は…-変更に及ぶべし/近世紀聞 延房
おりにふれて。しばしば。 「敏子は-女子参政の事を申し出るに/蜃中楼 柳浪

ときどき【時時】

[2][0] ( 名 )
その時その時。その季節その季節。 「 -の話題」 「 -の贈り物」
[0] ( 副 )
頻度がかなり低いさま。ときおり。 「 -顔を見せる」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

じ‐じ【時時】

[1] 〘名〙
① その時その時。その場その場。
※万葉(8C後)一七・三九四二・左注「右件十二首歌者時々寄便使来贈、非一度所一レ送也」
※ぎやどぺかどる(1599)上「悪人は月のごとく時々に替ると宣ふ也」
② 時間の経過を追って継続して発展するさまを表わす語。しだいしだい。
虞美人草(1907)〈夏目漱石〉一九「しかも第二者の業は依然として変らぬ。のみか時々(ジジ)に刻々に深くなる」
[2] 〘副〙 不定期の間隔で繰り返されるさまを表わす語。おりおり。しばしば。
※性霊集‐一(835頃)贈野陸州歌「時々来往人村里、殺食千万人与牛
※歌舞伎・四十七石忠矢計(十二時忠臣蔵)(1871)序幕「されば後室葉泉院様まった御舎弟縫之助様へ時々(ジジ)御機嫌も伺はず」 〔史記‐袁盎伝〕

とき‐どき【時時】

[1] 〘名〙 (古くは「ときとき」とも) その時その時。その季節その季節。そのおりおり。
※書紀(720)允恭一一年三月・歌謡「常しへに 君も逢へやも いさな取り 海の浜藻の よる等枳等枳(トキトキ)を」
人情本・春色恵の花(1836)二「折節(トキドキ)の流行はかはれども」
[2] 〘副〙
① 時に応じて。おりにふれて。おりおり。
※和泉式部日記(11C前)「しばしばのたまはする、御返も時々聞えさす」
② (「に」を伴うこともある) たまには。ときおり。じじ。
※万葉(8C後)二・一九六「思ほしし 君と時時(ときどき)(いでま)して 遊び給ひし」
※半七捕物帳(1923)〈岡本綺堂〉弁天娘「ときどきに嶮しい眼をして」

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