デジタル大辞泉 「心付く」の意味・読み・例文・類語
心 付 ・く
1 愛情や関心が生じる。執心する。
「御娘たちの住まひ給ふらむ御ありさま思ひやりつつ、―・く人もあるべし」〈源・椎本〉
2 物心がつく。分別がつく。
「―・きなば、僧になして」〈太平記・九〉
3 気がつく。
「ある人々は―・きたるもあるべし」〈堤・虫めづる姫君〉
(「付く」が下二段活用の場合)
1 愛情や関心を持つ。思いを寄せる。
「うつせみの常なき見れば世の中に―・けずて思ふ日そ多き」〈万・四一六二〉
2 気をつける。注意する。
「若き人に見ならはせて、―・けんためなり」〈徒然・一八四〉