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心葉 ココロバ

デジタル大辞泉の解説

こころ‐ば【心葉】

心ばえ。心。
「人知れぬ我が―にあらねどもかきあつめても物をこそ思へ」〈和泉式部続集
綾絹の四隅や中央に、銀・銅などで作った梅花や松の枝などの形をつけ、組紐(くみひも)で飾ったもの。香壺文匣(ぶんこう)または贈り物などの上を覆うのに用いた。
饗膳(きょうぜん)の四隅や贈り物などに、飾りとして添える造花。生花を用いることもある。
大嘗会(だいじょうえ)などの神事に奉仕する官人采女(うねめ)が、挿頭(かざし)の花として頭につける、貝や金銀の金具の造花。

しん‐よう〔‐エフ〕【心葉】

《「こころば」を音読みにした語》挿頭(かざし)としてつける造花。
「銀(しろがね)の―、鬘(びんづら)に取って付け」〈浄・振袖始〉

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大辞林 第三版の解説

こころば【心葉】

心。心ばえ。 「人知れぬわが-にあらねどもかきあつめてぞ物をこそ思へ/和泉式部集」
作り物の枝や花。
贈り物などに添える金銀糸や色糸で作った松や梅。 「筥はこ一よろひに薫物たきもの入れて、-、梅の枝をしていどみきこえたり/紫式部日記」
大嘗会だいじようえなどの神事で、冠の巾子こじの前に挿頭かざしとしてつける金銀の造花。
四角い綾織りの絹に、銀・銅などで造った梅・松などの花形を付け、組紐くみひもで飾ったもの。贈り物の箱や香箱・櫛箱などの調度品をおおうのに用いた。

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