忍壁親王(読み)オサカベシンノウ

デジタル大辞泉 「忍壁親王」の意味・読み・例文・類語

おさかべ‐しんのう〔‐シンワウ〕【忍壁親王/刑部親王】

[?~705]天武天皇の第9皇子壬申じんしんの乱のとき東国活躍。乱の後、修史事業に参加文武天皇のとき、大宝律令編纂へんさん

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精選版 日本国語大辞典 「忍壁親王」の意味・読み・例文・類語

おさかべ‐しんのう‥シンワウ【忍壁親王・刑部親王】

  1. 天武天皇の第九皇子。壬申(じんしん)の乱には父とともに東国で戦う。川島皇子広瀬王竹田王などと「帝紀」および上代諸事を撰し、また、藤原不比等などと「大宝律令」を制定慶雲二年(七〇五)没。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「忍壁親王」の解説

忍壁親王 おさかべしんのう

?-705 飛鳥(あすか)時代,天武天皇の皇子。
母は宍人〓(“木へん”に「穀」)媛娘(ししひとの-かじひめのいらつめ)。壬申(じんしん)の乱では,父大海人(おおあまの)皇子(天武天皇)にしたがう。天武天皇10年川島皇子らと「帝紀」および「上古諸事」の記定にあたる。「大宝律令」の撰修を主宰し,大宝元年完成させる。初代知太政官事となり,三品(さんぽん)にすすんだ。慶雲(きょううん)2年5月7日死去。名は刑部ともかく。

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