弥縫策(読み)ビホウサク

デジタル大辞泉 「弥縫策」の意味・読み・例文・類語

びほう‐さく【弥縫策】

一時がれにとりつくろって間に合わせるための方策。「弥縫策を講じる」
[類語]姑息一時しのぎその場逃れその場しのぎ当座逃れ当座しのぎ一時逃れ糊塗弥縫びほう泥縄場当たり一夜漬け付け焼き刃苦し紛れ間に合わせ有り合わせけちみみっちいいじましいせせこましい狡辛こすからさもしい卑しいせこい陋劣ろうれつ低劣卑怯ひきょう狭量小量けつの穴が小さい得策方策対策施策企て一計奇計奇策愚策秘策・対応策・善後策方法妙計妙策良計良策上策下策国策政策一策万策拙策無策密計秘計百計

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精選版 日本国語大辞典 「弥縫策」の意味・読み・例文・類語

びほう‐さく【彌縫策】

  1. 〘 名詞 〙 一時的にとりつくろうはかりごと。一時のがれの策略
    1. [初出の実例]「小枝子は破綻のむしろ迫り来れるを感じて例の縫策(ビハウサク)の到底能くなすなかる可きを察したれば」(出典:己が罪(1899‐1900)〈菊池幽芳〉前)

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