可愛らしい(読み)カワイラシイ

  • かあいらし・い
  • かわいらし・い かはい‥
  • かわいらし・い〔かはい〕
  • かわゆらし・い かはゆ‥
  • かわゆらし・い〔かはゆ〕
  • 可▽愛らしい

デジタル大辞泉の解説

[形][文]かはいら・し[シク]《「かわゆらしい」の音変化》
子供らしい無邪気さや見た目の好ましさで、人をほほえませるようなさま。「―・い口もと」
小さくて愛らしい。「指先ほどの―・い魚」
[派生]かわいらしげ[形動]かわいらしさ[名]
[形][文]かはゆら・し[シク]かわいらしい。
「娘フリイダの、小鳥の囀るような、―・い声を聞いて」〈鴎外青年

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

〘形口〙 (「かわいらしい」の変化した語) 美しさ、子供らしさ、小ささなどで、いかにも愛らしく感じられるさま。かわいらしい。
※浮世草子・当世乙女織(1706)四「かあひらしいは与右衛門めおと」
〘形口〙 かはいらし 〘形シク〙 (「かわゆらしい」の変化した語)
① 美しさ、子どもらしさなどで、いかにも愛らしく感じられるさまである。かわゆらしい。かあいらしい。
※浮世草子・好色一代女(1686)一「ひとつは物越(ものごし)程可愛(カハヒラシキ)はなし」
※浄瑠璃・冥途の飛脚(1711頃)上「かはひらしいかほ付き」
② 小ささ、少なさなどで、ほほえましく感じられるさまである。かわゆらしい。
※浮世草子・好色一代男(1682)四「人のならぬ事をせんと、或時、雪のかはいらしく降る日帰るを」
[語誌]中世末から近世初頭に成立した語。当初は「かわゆらし」「かわいらし」が併存。「らしい」と類義の接尾語「そう」のついた「かわいそう」は不憫なさまの意、「かわいらしい」は愛らしいさまの意というように意味領域を分担している。同じく類義の接尾語「げ」のついた「かわいげ」は、近世後半では「かわいげがある」のようにもっぱら体言として用いられる。→「かわゆい(可愛)」の語誌。
かわいらし‐げ
〘形動〙
かわいらし‐さ
〘名〙
〘形口〙 かはゆらし 〘形シク〙 (「らしい」は接尾語) =かわいらしい(可愛━)
※評判記・剥野老(1662)瀬川蔵人「目もとにくらゐあり心あいかはゆらし」
※人情本・春色恵の花(1836)初「顔いろあどけなくもかわゆらし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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