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所当 ショトウ

デジタル大辞泉の解説

しょ‐とう〔‐タウ〕【所当】

中世、割り当てられて官または領主に納める物品。
相当すること。適当。
「―の罪科おこなはれん上は」〈平家・二〉

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世界大百科事典 第2版の解説

しょとう【所当】

(1)中世において,国衙荘園領主に納入すべき官物(かんもつ),年貢雑役などのこと。所当官物,年貢所当というように,官物や年貢と連結して使用される場合が多く,その独自の意味を定義することは難しい。例えば,《御成敗式目》の第5条は,その条目を〈一,諸国地頭令抑留年貢所当事〉とするが,本文では〈右抑留年貢之由〉と〈年貢〉1語におきかえているのである。本来の意味は(2)の〈相当する〉に通じていたようで,988年(永延2)の《尾張国郡司百姓等解文》の第6条では,〈但,疋別所当料田〉(疋別に当たれる所の料田)というように使用されている。

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大辞林 第三版の解説

しょとう【所当】

中世、官または領主に納付する物品や雑役。 「年貢-」
相応すること。相当すること。 「 -の罪科おこなはれん上は/平家 2

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世界大百科事典内の所当の言及

【年貢】より


【中世】
 荘園において田畠を耕作する者は,荘園領主に生産物の一部を貢納する義務をもっていた。この貢納物が年貢であるが,平安時代から鎌倉時代にかけては所当(しよとう)とか乃貢(のうぐ)あるいは土貢(どこう)などと呼ばれることも多かった。畠の年貢は地子(じし)と呼ばれている。…

※「所当」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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