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扁平足 へんぺいそく flatfoot

翻訳|flatfoot

8件 の用語解説(扁平足の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

扁平足
へんぺいそく
flatfoot

足の裏の土踏まずを構成する骨の円蓋の高さが病的に低いものをいう。外見では,土踏まずのくぼみがない。先天性,外傷性,あるいは静力学的扁平足などに区別されている。いずれの場合も,足部をはじめとして,立位でも運動に際しても,足や腰,さらには全身が疲労しやすい。

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デジタル大辞泉の解説

へんぺい‐そく【×扁平足】

足の裏が平たく、土踏まずがほとんどみられない足。

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百科事典マイペディアの解説

扁平足【へんぺいそく】

足の裏の〈土踏まず〉と呼ばれる凹所がないもの。足の骨の骨折や脱臼(だっきゅう),靭帯(じんたい)や筋の麻痺(まひ)によるものもあるが,最も多いのは青少年期に立仕事を長く続けるために起こる静力学的扁平足である。

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家庭医学館の解説

へんぺいそく【扁平足 Flat Foot】

[どんな病気か]
 足の裏側には、土踏まず(前後のアーチ)があり、立ったり歩いたりするときに、体重を支えるバネのような役目をしています。
 扁平足は、土踏まずがなくなり、足の裏全体が平らになっている状態をいいます。
 足をうしろからみると、かかとが外にそっています(外反)。このため、整形外科では、この変形を外反扁平足(がいはんへんぺいそく)といいます。
 子どもの扁平足は、足の骨を連結している靱帯(じんたい)がやわらかすぎて(関節弛緩(かんせつしかん))、自分の体重に足が耐えられず、変形がおこるものです。
 したがって、寝た姿勢では正常の足の形にもどり、アーチがみられるのが特徴です。
 おとなの扁平足(「扁平足」)では、変形は固定されていてかたく、子どもの扁平足とはまったくちがいます。
[症状]
 立ったとき、足の内側のアーチ(土踏まず)が下がり、うしろからみると、かかとが、ふくらはぎに対して外にそっています(外反)。足の前方は、かかとに対して外に向いて(外転)います。
 立った姿勢で足のX線写真を撮ると、足の骨(足根骨(そくこんこつ))の変形はないのですが、その配列が平らになって、アーチがなくなっていることがわかります。
 乳幼児の足はふっくらしており、足裏の脂肪組織が豊富なため、一見すると扁平足のように平らに見えますが、X線写真では正常なことが多いので、診断には注意が必要です。
 また、足裏に墨(すみ)を塗って、そのプリント像で土踏まずの状態を検査するやり方では、子どもの足のアーチを正確に評価するのは困難です。
 扁平足の幼児は、関節がゆるいために転びやすく、夜間に脚(あし)の痛みを訴えることがありますが、歩いているときに脚が痛いということはありません。
 中学生になって、からだができあがるころに、朝礼などで長い間立っていたりすると、脚のだるさや痛みがおこることがあります。
[治療]
 子どもの足の土踏まずは、初めは低いのですが、3~5歳までに、成長とともにしだいに高くなっていきます。
 したがって、幼児の扁平足では、裸足(はだし)で芝生や土の上で遊ばせたり、爪先(つまさき)歩きの練習をさせたりして、足の筋肉を鍛えながら、5歳くらいまで経過を観察します。
 また、靴は、かかとの外反を防ぐため、かかとの入る部分がかたいものを選びます。
 変形が強く、歩行が不安定と思われる子どもや、経過を観察していて改善がみられない子どもは、矯正靴や靴の中敷(アーチサポート)などの装具を使用します。
 いずれにせよ、扁平足はすぐに治るものではなく、子どもの足がかたまってくる小学生後半までは、注意することがたいせつです。
 手術が必要になるのは、神経のまひが原因である扁平足だけです。

へんぺいそく【扁平足 Flat Foot】

[どんな病気か]
 人の足の裏は、骨や靱帯(じんたい)、筋肉によってアーチ構造を形成しています。このアーチは、内側と外側の縦方向の2つのアーチと、足の前方の横方向のアーチの3つからできています。これらのアーチは、歩行時の衝撃を吸収するスプリングのようなはたらきをしています。
 アーチを形成するメカニズムに異常がおこると、アーチがくずれて、土踏まずの部分がなくなってしまいます。これを扁平足といいます。
[症状]
 扁平足では、歩行の衝撃を吸収できないので、おもに足の痛みや疲労感が出ますが、大腿部(だいたいぶ)(太もも)や下腿(かたい)(膝(ひざ)から足首まで)、腰にも痛みがおこることがあります。しかし、扁平足でも症状が現われない人もいます。
[原因]
 先天性、外傷性、炎症性、まひ性、静力学性など原因はいろいろありますが、大部分はアーチを支えるべき靱帯や筋肉が弱いためにおこる(静力学性)扁平足です。
[治療]
 小児期の扁平足は、筋肉や靱帯、骨などが、まだ未熟なためにおこるもので、ほとんどが成長にともなって自然に治ります。
 学童期以降にスポーツ長時間の起立がきっかけでおこったものや、中年期の肥満や筋力低下にともなっておこったものは、縦アーチをつけた足底板(そくていばん)を使ったり、足のアーチを支える筋肉を強化する運動を行ないます。

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世界大百科事典 第2版の解説

へんぺいそく【扁平足 flat foot】

正常の人の足は前後左右にアーチ構造があって,全体がドーム状となり,土踏まずが形成されている。扁平足はこのアーチが低下あるいは消失した状態であり,先天性,小児性,静力学的などのものがある。先天性扁平足はまれな先天奇形で,足底が舟底状に凸の形を成し,足根部の骨が先天性内反足とは反対方向に脱臼している。小児性扁平足は,歩き始めの小児で足のアーチの形成が遅れたもので,足が外方を向き,歩行が不安定になる。比較的よくみる扁平足であるが,大部分のものは成長にともない,遅れて正常足に発育する。

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大辞林 第三版の解説

へんぺいそく【扁平足】

土踏まずのくぼみがほとんどなく足の裏が平らな足。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

扁平足
へんぺいそく
flat foot

足底にある弓状のくぼみ(土ふまず)がみられず、足底全体が平面に接している足をいい、俗に「べた足」とよぶ。外見より判断される形態異常であるが、乳幼児あるいは運動などによる足底部軟部組織の肥厚による類似形態は含まれず、主として静力学的形態異常である静力学的扁平足が問題となる。これには骨格変形を伴わないものも含まれ、きわめてまれには先天性扁平足や先天性の骨癒合による痙性(けいせい)扁平足もある。一般に前足部の外転を伴い、内側部が突出する。小児期では小学校の低学年で荷重が急に加わることで発生しやすく、成人では若くして立業についたものに多くみられる。なお、外反母趾(ぼし)に合併することもある。
 静力学的扁平足は、長時間の立業や歩行などによって絶えず荷重するためにおこるもので、足部や下肢、ときには腰部の疲労と疼痛(とうつう)がみられる。立位のまま荷重してX線撮影し、骨の構造によって診断する。体重を支える足の筋肉靭帯(じんたい)が弱い場合にみられ、症状出現の予防としては足の適当な休養とトレーニングが役だつ。体重の調整が必要な場合もある。足底板による矯正も行われる。難治なものに対しては手術をすることもある。[永井 隆]

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世界大百科事典内の扁平足の言及

【足∥肢】より

…足底の内側中央部は上のほうに向かって浮き上がって足円蓋(俗に土ふまず)という。これがなくなっている状態が扁平足である。足の内部は主として骨格でできている。…

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