デジタル大辞泉 「拉げる」の意味・読み・例文・類語 ひし・げる【▽拉げる】 [動ガ下一][文]ひし・ぐ[ガ下二]押されてつぶれる。ひしゃげる。「艪ろを―・げるほど押しつかんだ」〈有島・生れ出づる悩み〉[類語]壊れる・潰れる・破損する・毀損きそんする・損傷する・損壊する・損ずる・毀こぼれる・欠ける・傷付く・砕ける・割れる・いかれる・ポシャる・破れる ひしゃ・げる【▽拉げる】 [動ガ下一][文]ひしゃ・ぐ[ガ下二]押されてつぶれる。ぺしゃんこになる。ひしげる。「箱が―・げる」「フロントの―・げた車」[類語]潰れる・壊れる・破損する・毀損きそんする・損傷する・損壊する・損ずる・毀こぼれる・欠ける・傷付く・拉ひしげる・砕ける・割れる・いかれる・ポシャる・破れる へしゃ・げる【▽拉げる】 [動ガ下一]押しつぶされて、ぺしゃんこになる。ひしゃげる。「ボール箱が―・げる」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「拉げる」の意味・読み・例文・類語 ひし・げる【拉】 [ 1 ] 〘 自動詞 ガ下一段活用 〙 [ 文語形 ]ひし・ぐ 〘 自動詞 ガ下二段活用 〙 おされてつぶれる。おし砕かれる。ひしゃげる。[初出の実例]「冠(かうぶり)の破れひしげて、巾子(こじ)のかぎりある」(出典:宇津保物語(970‐999頃)祭の使)[ 2 ] 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙 [ 文語形 ]ひし・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙 =ひしぐ(拉)[ 一 ][初出の実例]「兄が鼻までひしぐるが夫を寝取られ口をしうは思はぬか」(出典:浄瑠璃・蝉丸(1693頃)一) ひしゃ・げる【拉】 〘 自動詞 ガ下一段活用 〙 [ 文語形 ]ひしゃ・ぐ 〘 自動詞 ガ下二段活用 〙① おしつぶされて平たくなる。ぺしゃんこになる。[初出の実例]「二間の鑓の余る小座鋪〈神叔〉 ひしゃけたる鞠に篠打暮の月〈介我〉」(出典:俳諧・七車集(1694か))② 意欲や気力がなくなる。うちひしぐ。[初出の実例]「それを思うまでよりももっとひしゃげた気持になって」(出典:辰三の場合(1959)〈吉田健一〉) へしゃ・げる【拉】 〘 自動詞 ガ下一段活用 〙 押さえつけられてつぶれる。押しつぶされる。ひしゃげる。[初出の実例]「へしゃげたはいの、こちらまでも鼻がへしゃげたはいの」(出典:浄瑠璃・彦山権現誓助剣(1786)九) しゃ・げる【拉】 〘 自動詞 ガ下一段活用 〙 押しつぶされる。つぶれる。へしゃげる。[初出の実例]「げへに群集だア、ヲレおしくさるなへ、しゃけるわい」(出典:洒落本・三千之紙屑(1801)初) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by