いかれる(読み)イカレル

デジタル大辞泉 「いかれる」の意味・読み・例文・類語

いか・れる

[動ラ下一]《「行かれる」の意から》
1 人に先を越される。してやられる。「またしてもやつに―・れてしまった」
2 用をなさなくなる。だめになる。「テレビが―・れる」
3 頭の働き・考え方などがまともでなくなる。「少し―・れているんじゃないか」「―・れた服装」
4 心をうばわれる。夢中になる。「一目で彼女に―・れてしまった」
[類語](2)壊れる・ポシャる・潰れる・砕ける/(3)病的・クレージー・神経質・凝り性・マニアック・モノマニア・モノマニアック・偏執狂・執念深い・アブノーマル・異常・異様・狂的・ディレッタント・物好き・酔狂・好事家こうずか・虫・おたく・狂・狂い・気違い・マニア・通つう・こだわり・こだわる・道楽・痴しれ者・凝り屋・執拗しつよう・しつこい・サブカルチャー・物見高い・物好き者しゃ・好事こうず・数寄すき・多趣味・悪趣味・好奇・好奇心・新しがり・新しがり屋・新し物好き・初物食い・心寄せ・好き好き・気に入り・お気に入り・趣味・好み・嗜好しこう・同好・横好き・愛惜・愛好・覗のぞく・覗のぞき見・覗のぞき見る・覗のぞき込む・盗み見る・窺うかがう・透き見・野次馬・野次馬根性・興味本位・興味津津しんしん・鵜う鵜の目鷹たかの目・目を輝かす・目を奪われる・見る目嗅かぐ鼻・嗅かぎ回る・助平根性・物珍しい/(4)溺れる・ふける・凝る・耽溺たんでき・惑溺・めろめろ・ぞっこん・首ったけ・のめり込む・入れ込む・夢中・血道を上げる・骨抜き・執心・頓着・執着・固執・偏執・我執・とらわれる・深入り・はまる・はまり込む・身を焦がす・狂おしい・物狂おしい・入れあげる・病み付き・虜とりこ・心酔・心ここにあらず・心を奪う・悩ましい・悶悶もんもん・惑乱・切ない・やりきれない・思い乱れる・思い悩む・思い焦がれる・胸むな苦しい・息苦しい・重苦しい・苦痛・遣やる瀬無い・憂さ・憂い・不如意・堅苦しい・気詰まり・忍びない・エキセントリック・逆上のぼせる・上のぼせる・アブノーマル・常軌を逸する・乱心・取り憑つく・術無い・辛酸をなめる・心を痛める・艱難かんなん・思い煩う

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「いかれる」の意味・読み・例文・類語

いか・れる

  1. 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙 ( もと「行かれる」の意か )
  2. ① してやられる。先手を打たれる。〔日本隠語集(1892)〕
    1. [初出の実例]「戦後の都心は、クリカラモンモンの熱血児に占領されて、日本中、アロハとパンパンに完全にいかれてしまった」(出典:安吾巷談(1950)〈坂口安吾〉田園ハレム)
  3. ② 物が古くなって役に立たなくなる。こわれたりしてだめになる。また、生き物が死ぬ。〔隠語全集(1952)〕
    1. [初出の実例]「ここでイカれた船を直したり、一度バラバラにして造り直したりするんだ」(出典:午後の曳航(1963)〈三島由紀夫〉二)
  4. ③ 生意気な様子をする。不良じみる。〔隠語全集(1952)〕
    1. [初出の実例]「なるたけいかれた恰好をしてた方がいいんだ」(出典:埃と燈明(1959)〈北杜夫〉)
  5. ④ 頭の働き、考え方などがまともでなくなる。ふぬけになる。
    1. [初出の実例]「『どうも、これはいかん、いかれとるね』と、軍医は難かしさうな顔をして」(出典:遙拝隊長(1950)〈井伏鱒二〉)
  6. ⑤ 心を奪われる。夢中になる。
    1. [初出の実例]「めぐみは〈略〉、白いセーターの胸の隆起も立派で、さすがの勇吉も一寸いかれた眼になった」(出典:危険な関係(1959)〈新章文子〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む