デジタル大辞泉
「潰れる」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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つぶ・れる【潰】
- 〘 自動詞 ラ行下一段活用 〙
[ 文語形 ]つぶ・る 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 ( 「つぶら(円)」と同語源 ) - ① 角がとれて丸味を帯びる。まるくなる。角がすりへる。磨滅する。〔観智院本名義抄(1241)〕
- [初出の実例]「墨は一年中につぶる」(出典:古文真宝彦龍抄(1490頃))
- ② 力が加わって原形を失う。ひしゃげる。こわれる。
- [初出の実例]「うみ柿の落ちけるが〈略〉いただきに落ちて、つぶれてさんざんにちりぬ」(出典:古今著聞集(1254)一二)
- ③ (こわれて)役に立たなくなる。使えなくなる。
- [初出の実例]「目つぶれ、足折れ給へりとも」(出典:源氏物語(1001‐14頃)玉鬘)
- ④ 組織、経営団体、家督、家系、芸能の流派などの維持・経営が成り立たなくなる。滅びる。瓦解(がかい)する。破産する。〔日葡辞書(1603‐04)〕
- [初出の実例]「夫から家がつぶれる、末世末代の恥さらし」(出典:松翁道話(1814‐46)一)
- ⑤ 驚き、悲しみなどで心が非常に痛む。
- [初出の実例]「胸つぶれて『こち来』といひて」(出典:大和物語(947‐957頃)一〇三)
- ⑥ 本来有効に使えるものが無駄になる。ついえとなる。
- [初出の実例]「これだけで半日つぶれてしまい」(出典:青べか物語(1960)〈山本周五郎〉水汲みばか)
- ⑦ 声や音がかすれてよく出なくなる。
- [初出の実例]「低く物言ふ伶人の母 つぶれた声を誉る節分」(出典:俳諧・武玉川(1750‐76)九)
- ⑧ 名誉や面目などを失う。
- [初出の実例]「それこそ長年角正で売り込んだ店の信用はまるで潰(ツブ)れてしまふんです」(出典:澪(1911‐12)〈長田幹彦〉四)
- ⑨ 正体がなくなる。多く、酔って正気がなくなる場合にいう。
- [初出の実例]「つはものめ・つぶれてもけさきよろりがみそ」(出典:雑俳・削かけ(1713))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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