出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
慈円(じえん)の家集。編者は尊円入道親王。5巻または7巻。1346年(正平1・貞和2)成立。六家集の一つ。慈円の手元に遺(のこ)された詠草を原資料として、慈円の没後100年余を経た1328年(嘉暦3)百首歌の類聚(るいじゅう)が成り、さらに18年後その他の部分を増補して完成した。その本は五巻本と思われ総歌数5900首余(題歌や他人歌を含む)であるが、なお未収の百首歌3種、五十首歌1種などが別に伝わる。
一方、七巻本も成立過程で生じた異本らしいが、総歌数は五巻本より少なく、相互に出入りもある。『拾玉集』は『新古今集』入集歌数第2位(92首)の歌人慈円研究の根本資料であるが、新古今風から外れた自由奔放な詠風もみられる。
[藤平春男]
『多賀宗隼編『校本拾玉集』(1966・吉川弘文館)』
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