出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
慈円(じえん)の家集。編者は尊円入道親王。5巻または7巻。1346年(正平1・貞和2)成立。六家集の一つ。慈円の手元に遺(のこ)された詠草を原資料として、慈円の没後100年余を経た1328年(嘉暦3)百首歌の類聚(るいじゅう)が成り、さらに18年後その他の部分を増補して完成した。その本は五巻本と思われ総歌数5900首余(題歌や他人歌を含む)であるが、なお未収の百首歌3種、五十首歌1種などが別に伝わる。
一方、七巻本も成立過程で生じた異本らしいが、総歌数は五巻本より少なく、相互に出入りもある。『拾玉集』は『新古今集』入集歌数第2位(92首)の歌人慈円研究の根本資料であるが、新古今風から外れた自由奔放な詠風もみられる。
[藤平春男]
『多賀宗隼編『校本拾玉集』(1966・吉川弘文館)』
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新