挙措(読み)キョソ

精選版 日本国語大辞典 「挙措」の意味・読み・例文・類語

きょ‐そ【挙措】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「挙」は上にあげる、「措」は下に置くの意 )
  2. ( ━する ) あげることと置くこと。特に、官職役目を与えることと免じること。任免
    1. [初出の実例]「至てよき物〈略〉人を挙措(キョソ)するに至ては、公正なる寵臣等」(出典:仮名草子・童蒙先習(1612)一)
    2. [その他の文献]〔周書‐蕭伝論〕
  3. たちいふるまい。起居動作。挙動措置。挙止。挙動。
    1. [初出の実例]「往哲挙措。無磷緇」(出典:本朝文粋(1060頃)一・菟裘賦〈兼明親王〉)
    2. [その他の文献]〔戦国策‐燕策・恵王〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「挙措」の読み・字形・画数・意味

【挙措】きよそ

動作。たちいふるまい。〔子、王制〕王の人、動をるに禮義を以てし、斷を聽くにを以てす。~擧措變に應じて窮まらず。夫(そ)れ是れを之れ原と謂ふ。

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