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新・平家物語

デジタル大辞泉プラスの解説

新・平家物語

吉川英治の長編歴史小説。平家だけでなく、源氏、奥州藤原氏なども含め、平安時代から鎌倉時代に至る争覇興亡を広い視点で描く大作。仲代達矢主演のNHK大河ドラマ「新・平家物語」(1972)、NHK人形劇「平家物語」(1993-95)の原作。その他映画化されたものとして、溝口健二監督・市川雷蔵主演「新・平家物語」(1955)、衣笠貞之助監督・長谷川一夫主演「新・平家物語 義仲をめぐる三人の女」(1956)、島耕二監督・淡島千景主演「新・平家物語 静と義経」(1956)、がある。

新・平家物語

1955年公開の日本映画。監督:溝口健二、原作:吉川英治、脚色:依田義賢ほか、撮影:宮川一夫。出演:市川雷蔵、久我美子、林成年、木暮実千代大矢市次郎進藤英太郎、菅井一郎ほか。

新・平家物語

1972年放映のNHKの大河ドラマ。原作は、吉川英治の同名小説。平清盛による政権掌握から、壇ノ浦の戦いまでの平家の盛衰を描く。脚本:平岩弓枝。音楽:冨田勲。出演:仲代達矢、中村玉緒ほか。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

新・平家物語
しんへいけものがたり

吉川英治の代表的な歴史長編小説。1950年(昭和25)6月~57年3月『週刊朝日』連載。1951~57年朝日新聞社刊。全24巻。源平二氏の興亡に材をとった叙事詩的大作で、歴史のなかに生きる天皇から庶民までの動きを幅広くとらえ、それを時の流れに即して浮き彫りしており、国民文学の一成果と高く評価された。巻末に近く幸福とは何かについて語りあう麻鳥(まとり)夫妻の述懐のなかに作者なりの平和への祈念が託されていて、戦争の惨禍をくぐり抜けてきた読者の共感を誘い、『週刊朝日』の100万部突破を実現させた。過去を描いて現代を照応させる「後鏡としての文学」の意図は、この作品でみごとに結実した。[尾崎秀樹]
『『新・平家物語』全16冊(講談社・吉川英治文庫) ▽『新・平家物語』全12巻(1971・六興出版社) ▽『新・平家物語』全8冊(『吉川英治全集32~39』1981~82・講談社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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