霧島温泉郷(読み)きりしまおんせんきょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

霧島温泉郷
きりしまおんせんきょう

鹿児島県北東部,霧島山を中心とした温泉群の総称。栗野岳温泉丸尾温泉林田温泉,硫黄谷温泉,湯之谷温泉などの観光温泉のほか,湯治向きの新湯温泉明礬温泉みょうばんおんせん),関平温泉(せきひらおんせん),栄之尾温泉(えいのおおんせん)などがある。泉質も単純泉硫黄泉明礬泉重曹泉,重炭酸土類泉と多種で高温泉が多い。神経痛,リウマチ,胃腸病にきくといわれる。国民保養温泉地に指定。ミヤマキリシマの群落が見られ,霧島錦江湾国立公園に属する。南九州広域観光ルートの一大拠点となっている。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

霧島温泉郷

霧島連山・新燃岳火口から南西方向2.5~8キロの範囲に位置する温泉群。霧島市観光協会によると、1866(慶応2)年に坂本龍馬・お龍(りょう)夫妻新婚旅行で訪れた硫黄谷温泉や、土産物屋や宿泊施設、飲食店が立ち並ぶ温泉郷中心の丸尾温泉など九つの温泉からなる。1959年、国民保養温泉地に指定された。

(2011-02-06 朝日新聞 朝刊 1社会)

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百科事典マイペディアの解説

霧島温泉郷【きりしまおんせんきょう】

鹿児島県姶良(あいら)郡,霧島市にある国民保養温泉。硫黄泉,硫化水素泉など。36〜97℃。霧島山西麓の標高約760mの一帯に設備の整った硫黄谷,明礬(みょうばん),林田,丸尾,湯治向きの栗川湯,栄ノ尾(えのお),湯之野,殿湯などが散在,霧島錦江湾国立公園に属し,鹿児島湾の展望がよく,霧島観光の基地をなす。
→関連項目霧島[町]霧島山牧園[町]

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世界大百科事典 第2版の解説

きりしまおんせんきょう【霧島温泉郷】

広義には鹿児島県北東部から宮崎県にまたがる霧島山周辺のすべての温泉を含む地域であるが,普通は霧島山南西斜面の標高600~800mにある諸温泉地帯をいう。大部分は鹿児島県姶良(あいら)郡牧園町に属し,明礬(みようばん),硫黄谷,栄之尾,林田,丸尾,栗川などのほか,10以上の泉源がある。泉温は60℃以上,泉質は硫化水素泉,酸性ミョウバン泉,食塩泉などである。200年以上前に発見され,利用されていたが,当時は馬や駕籠で訪れる自炊客が主であった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

霧島温泉郷
きりしまおんせんきょう

宮崎・鹿児島県境にそびえる霧島火山群南西面中腹に湧出(ゆうしゅつ)している温泉群の総称。霧島市に属し、標高600メートル付近に点在する。林田、丸尾、湯之谷、硫黄谷(いおうだに)の観光温泉のほか、湯治向きの新湯、明礬(みょうばん)、関平(せきびら)、栄之尾(えいのお)温泉などがある。この付近には多くの噴気孔が存在し、泉温は60℃以上、泉質は硫黄泉、含アルミニウム泉、塩化物泉と豊富である。霧島火山一帯は阿蘇(あそ)、雲仙(うんぜん)と並び九州屈指の山の観光地で、早くから国立公園に指定され、年間200万以上の客が訪れる。なお、東方の旧霧島町域の温泉群は霧島神宮温泉郷と称している。付近には不動池、白紫(びゃくし)池など火口湖のあるえびの高原や、韓国(からくに)岳、高千穂峰(たかちほのみね)などがある。JR日豊(にっぽう)本線霧島神宮駅、肥薩(ひさつ)線霧島温泉駅からバスの便がある。[塚田公彦]

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