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書痙 しょけいwriter's cramp

翻訳|writer's cramp

5件 の用語解説(書痙の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

書痙
しょけい
writer's cramp

文字を書こうとすると,緊張性けいれん,振戦,麻痺などが起って,手指が動かなくなる現象をいう。職業的な神経症の一つで,不安・強迫神経症と深い関係にある。速記者のように急いで多量の文字を書く人に生じる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

しょ‐けい【書×痙】

字を書こうとすると痛み・痙攣(けいれん)などが起こって書けなくなる状態。字を書く人にみられる職業病。書字痙攣。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

書痙【しょけい】

作家,記者,代書家,速記者などに起こる職業病。字を書き出してから30分くらいすると,字が踊ったり,ふるえたり,または全く字が書けなくなるもの。楽器演奏家が演奏動作困難になる場合も含む。
→関連項目職業病

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

しょけい【書痙】

神経症の一。文字を書こうとすると手がふるえたり強直して書けなくなる状態。それ以外の動作は普通にできる。字を書くことを職業とする人に多い。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

書痙
しょけい

字を書こうとすると、手が震えたり、指に力が入ったり、手首がこわばったり、ときには痛みを伴ったりして、うまく書けなくなる状態をいい、手を他の目的に使用するときには支障がない。筆記具の持ち方が独特になることが多い。事務職、作家、書記、書道家、教師など、字を書くことの多い職業に従事する人で、20~40歳代の男性に多い。書痙の原因に関しては、書字に関係する筋肉、腱鞘(けんしょう)、末梢(まっしょう)神経などの末梢性障害であるとするもの、中枢性の錐体(すいたい)外路性障害によるとするものもあるが、一般的には神経症とみなされ、職業神経症(職業けいれん)の代表とされている。ピアニストけいれん、タイピストけいれん、電話交換手けいれんなども同じである。
 治療は、職業に関係して発症したものであれば、できるだけ早く仕事から離れて休養するのが望ましい。精神的要素が関与しているような場合は、精神療法が行われる。そのほか、鎮静剤や精神安定剤などの薬物療法、バイオフィードバック(筋電図などを用いた自律訓練法の一種)も行われる。対策として書字を始める前に、けいれんをおこしやすいところを自分でマッサージしたり、局所的な調整運動を試みたりするのも有効である。[海老原進一郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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世界大百科事典内の書痙の言及

【頸肩腕症候群】より

…医学的な検査では,筋肉の硬結,圧痛,知覚障害,末梢の循環障害,神経の圧痛,神経テストの陽性などが確かめられる。 こうした職業性の健康障害は,日本では,すでに古く《日本書紀》の中に写経生の病気として記され,〈書痙〉として知られていた。医師の詳しい観察としては,イタリアのラマッツィーニBernardino Ramazzini(1633‐1714)が1700年その著書《働く人々の病気》の中で,書記,写字生の病気として記し,その発症要因として,手指および上肢のみならず,姿勢の拘束性および精神・神経の緊張を挙げて,症状と作業の関連を総合的に把握して説明しており,この見解は今日にも通ずる。…

※「書痙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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