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柳営 リュウエイ

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デジタル大辞泉の解説

りゅう‐えい〔リウ‐〕【柳営】

匈奴(きょうど)征討のために細柳という地に陣営を置いた漢の将軍周亜夫(しゅうあふ)が、軍規を徹底させ厳重な戦闘態勢をとって文帝から称賛されたという、「漢書」周勃伝の故事による
将軍の軍営。幕府。
将軍。将軍家。
「越前侯乱行の噂は、江戸の―にさえ達した」〈菊池寛忠直卿行状記

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大辞林 第三版の解説

りゅうえい【柳営】

〔匈奴きようど征討に向かった前漢の将軍周亜夫が、細柳という地に陣をおき、軍規をきびしくして文帝の称賛を得た、という「漢書周勃伝」の故事から〕
将軍の陣営。幕府。細柳。 「 -に入る」
幕府の所在地。
将軍。将軍家。 「 -の職には、卯の歳の人は、げに便有りける者かな/平治 下・古活字本

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

柳営
りゅうえい

中国で、出征中の将軍の陣営をいったが、日本では幕府や将軍、将軍家をいう。元来は細柳営の略で、軍規の正しい軍営を意味する。漢の文帝のとき、匈奴(きょうど)征伐に向かった将軍周亜夫は細柳に陣営を置いたが、ここは軍律正しく、威令がよく行われていた。文帝が視察したときも、他の陣営では自由に出入りできたが、細柳では軍中の礼によって厳しく処遇し、かえって帝の賞賛を得た、と伝える『漢書(かんじょ)』「周勃(しゅうぼつ)伝」の故事による。[田所義行]

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世界大百科事典内の柳営の言及

【武家政治】より

…またこの頼朝は,1190年(建久1)に右近衛大将に任ぜられたが,この近衛大将は官職の唐名(中国名)で呼ぶと親衛大将軍,大将軍となる。また中国の古典的用法では,この大将軍が出征中に軍政をとる場所,すなわち将軍の幕営を幕府,柳営などと称した。そして幕府の語は大将軍(近衛大将)の居処の意味から転じて,大将軍そのものを指すに至り,頼朝の時代には一般に近衛大将を幕府,幕下と称した。…

※「柳営」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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