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栗色土 くりいろど chestnut soil

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

栗色土
くりいろど
chestnut soil

ステップ気候地域を中心に分布する成帯土壌の一種。ステップ性草原での石灰集積(石灰石)作用を受けた一群の土壌型に属し,チェルノゼムの地域よりも降雨が少なく,灰色土(砂漠土の一種)の地域より雨の降るところに生じている。

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デジタル大辞泉の解説

くりいろ‐ど【×栗色土】

温帯の、半乾性草原に発達する土壌。上層は栗色、下層は褐色で柱状構造が発達し、炭酸石灰が集積する。

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百科事典マイペディアの解説

栗色土【くりいろど】

温帯の乾燥したステップの短茎草本下に分布する土壌型。ある程度発達した栗色の腐植層と,褐色で柱状の構造が発達した下層土からなり,深さ30~40cm以下には炭酸塩が集積。

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岩石学辞典の解説

栗色土

赤褐色または褐色の土壌で,短い草原地域のチェルノゼム地帯の乾燥地に形成される.炭酸塩の層準はチェルノゼム土壌に近く30~40cmで,石膏が存在する.有機物量は低く2.5~4.5%である.温帯の半乾燥性草原(年降水量250~350mm)の短草植性下に発達する成帯土壌で,チェルノゼムや褐色土の中間に分布する[Glinka : 1914, Ollier : 1969, 木村ほか : 1973].ハイポヒリック土壌hypohyric soils)[Robinson : 1924].

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世界大百科事典 第2版の解説

くりいろど【栗色土 chestnut soils】

温帯の乾燥草原気候下に生成する成帯性土壌型の一つ。カスタノーゼムともいう。ユーラシア黒土地帯の南東部,モンゴル,中国東北部,北アメリカの中部に広く分布する。黒土地帯よりも降水量が少ないのでハネガヤウシノケグサヨモギなどの短茎草本類しか生育できず,しかも温暖湿潤な春には植物遺体の分解が進行するので腐植の集積量は少ない。深さ35~40cmまでの表層(A層)は腐植を2.5~4.5%含み,熟した栗の果皮のような色を示す。

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大辞林 第三版の解説

くりいろど【栗色土】

温帯のステップ地帯に生成する暗褐色の土壌。チェルノーゼム(黒土)地帯より降水量の少ない地帯に分布する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

栗色土
くりいろど

若干の腐植分を含んで灰褐色を呈する表土をもち、チェルノゼム地帯に隣接して大陸内部の乾燥地に生成する成帯性土壌気候型土壌)の一種。年降水量250~400ミリメートルの範囲に分布し、短茎草本類(まばらなステップ)に対応している。石灰集積作用が働き、表層内に炭酸石灰の白色塊状集積物が生じている。反応は中性で無機植物養分に富んでいるが、有機物含量が少ないことと、干魃(かんばつ)を受けやすい地帯にあるために、土地生産性はチェルノゼムよりかなり低い。[浅海重夫・渡邊眞紀子]

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世界大百科事典内の栗色土の言及

【土壌型】より

…カナダのアルバータやサスカチェワン地方に分布するGray Wooded soilは灰色森林土と厳密には同じではないが,きわめて類似した土壌である。チェルノーゼム帯の南方,ハネガヤ類・ウシノケグサ類・ヨモギ類などの短茎草本類からなる乾燥ステップ(年降水量250~300mm)には,熟したクリの実のような色をもち,地表近くから炭酸カルシウムやセッコウの集積がみられる栗色土が生成している。その南方の半砂漠(年降水量150~200mm)ではアルカリ性を呈する褐色半砂漠土に移り変わっている。…

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