温帯の乾燥草原気候下に生成する成帯性土壌型の一つ。カスタノーゼムともいう。ユーラシアの黒土地帯の南東部,モンゴル,中国東北部,北アメリカの中部に広く分布する。黒土地帯よりも降水量が少ないのでハネガヤ,ウシノケグサ,ヨモギなどの短茎草本類しか生育できず,しかも温暖湿潤な春には植物遺体の分解が進行するので腐植の集積量は少ない。深さ35~40cmまでの表層(A層)は腐植を2.5~4.5%含み,熟した栗の果皮のような色を示す。その下方には乾燥すると垂直な割れ目ができる黄褐色の炭酸カルシウムの集積層(Bca層)がつづき,さらに80~90cmからセッコウ集積層(Bcs層)に移り変わる。表層はナトリウムイオンNa⁺のため強アルカリ性を示す場合が多い。暗栗色土,栗色土,淡栗色土の3亜型に細分される。肥沃度がかなり高いため,暗栗色土は無灌漑で農業に利用されるが,栗色土や淡栗色土は灌漑を必要とする。
執筆者:永塚 鎮男
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…カナダのアルバータやサスカチェワン地方に分布するGray Wooded soilは灰色森林土と厳密には同じではないが,きわめて類似した土壌である。チェルノーゼム帯の南方,ハネガヤ類・ウシノケグサ類・ヨモギ類などの短茎草本類からなる乾燥ステップ(年降水量250~300mm)には,熟したクリの実のような色をもち,地表近くから炭酸カルシウムやセッコウの集積がみられる栗色土が生成している。その南方の半砂漠(年降水量150~200mm)ではアルカリ性を呈する褐色半砂漠土に移り変わっている。…
※「栗色土」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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