知床岬(読み)しれとこみさき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

知床岬
しれとこみさき

北海道北東部,知床半島先端の岬。標高 20~30mの海食崖が発達し,その上に灯台 (1963設置) がある。付近一帯はウミウが生息。知床国立公園に属し,一般の人は夏季に限り,宇登呂から知床岬折返しの観光船で,海上からオホーツク海沿岸の断崖や滝の景勝,ウミウなどを見ることができる。

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世界大百科事典 第2版の解説

しれとこみさき【知床岬】

北海道北東端,知床半島の先端,網走支庁斜里(しやり)町にある岬。日本の施政権の及ぶ地域としては国内最北東端(北緯44゜20′53″,東経145゜20′06″)に位置する。岬周辺には,新第三紀の安山岩質火山角レキ岩を基盤とする標高20~40m,75~100mの2段の海岸段丘からなる平たん地が開け,下位の面はヨモギエゾイラクサなどの草原,上位の面はエゾマツトドマツなどの林で覆われる。付近の海岸線は出入りに富み,海食崖,岩礁暗礁が続く。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔北海道〕知床岬(しれとこみさき)


北海道東部、知床半島先端の岬。オホーツク海岸には険しい海食崖(かいしょくがい)が連続冬季流氷に閉ざされて「最後の秘境」ともよばれる。知床岬灯台がある。岬付近には海食台が連続、オジロワシ・オオワシ・アザラシなどが生息。知床国立公園観光の一中心で、冬季を除き運航される観光船が人気。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

知床岬
しれとこみさき

北海道東部、オホーツク海と根室海峡とを分ける知床半島の先端の岬。知床国立公園域であり、世界自然遺産「知床」域。付近には標高20~40メートル、75~100メートルの2段の海岸段丘が発達する。岬の南西1キロメートルに避難港があり、その付近に続縄文からオホーツク文化に至る先住民遺跡が発見されている。火山角礫(かくれき)岩が海食を受けた海岸は、広い海食台が発達し、奇岩や暗礁が多い。海食崖(がい)下にはコンブ番屋が散在するが、定住者はいない。[岡本次郎]

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