明治〜昭和期の僧侶(真言宗) 真言宗豊山派第2代管長;大正大学学長。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
明治・大正時代の真言宗豊山(ぶざん)派の僧。越後(えちご)(新潟県)の人。快鑁(かいばん)、秀盛(しゅうせい)、行誠(ぎょうせい)に師事し、華厳(けごん)、天台も学んだ。曹洞(そうとう)宗に転派したが、のち豊山派に帰る。1901年(明治34)豊山派管長、1908年に新義真言宗豊山大学学長に就任。1924年(大正13)真言密教を中国に再興しようとして渡航し、潮州(ちょうしゅう)(広東(カントン)省東部)開元寺(かいげんじ)において南京(ナンキン)の碩学(せきがく)、慧剛(えごう)、王弘願居士(おうぐがんこじ)(1876―1937)以下4名に伝法灌頂(でんぽうかんじょう)を授けた。豊山大学、根来大伝法院(ねごろだいでんぽういん)において伝法院流を伝授。1928年(昭和3)大正大学学長に就任した。著書に『曼荼羅通解(まんだらつうげ)』『続絃秘曲(ぞくげんひきょく)』などがある。
[吉田宏晢 2017年7月19日]
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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