最新 地学事典 「毒鉄鉱」の解説
どくてっこう
毒鉄鉱
pharmacosiderite
化学組成
執筆者:坂巻 幸雄・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
pharmacosiderite
化学組成
執筆者:坂巻 幸雄・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
カリウムを含む含水正ヒ酸第二鉄の鉱物。硫砒(ひ)鉄鉱あるいは砒鉄鉱起源の二次鉱物として、これらを含む熱水鉱脈鉱床や接触交代鉱床(スカルン型鉱床)中に産するほか、温泉沈殿物としても知られている。前者の例は大分県佐伯(さいき)市木浦(きうら)鉱山(閉山)、岐阜県中津川(なかつがわ)市恵比寿(えびす)鉱山(閉山)など、後者の例は島根県池田温泉に知られる。自形は立方体、あるいはこれを基調とする立体。沈殿物の場合は土状。数ある毒鉄鉱のうち、一部の毒鉄鉱の水分は出入自由である。水分は、沸石水(脱水、吸湿を繰り返す)のため一定ではない。産地によって水の抜けやすいものと抜けにくいものがあり、幅がある形で与えられる。水分の増減は基本的な結晶構造に変化を及ぼさない。英名はギリシア語で毒と鉄を意味する語の合成語である。
[加藤 昭]
毒鉄鉱
英名 pharmacosiderite
化学式 KFe3+4[(OH)4|(AsO4)3]・5~7H2O
少量成分 Na,Al,Ba,Ca,P
結晶系 等軸
硬度 2.5
比重 2.90
色 草緑,橄欖緑,褐,赤,黄
光沢 金剛~樹脂
条痕 白~淡褐
劈開 無
(「劈開」の項目を参照)
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