水口丘陵(読み)ミナクチキュウリョウ

デジタル大辞泉 「水口丘陵」の意味・読み・例文・類語

みなくち‐きゅうりょう〔‐キウリヨウ〕【水口丘陵】

滋賀県南東部に広がる県下最大の丘陵。標高200~230メートル。鈴鹿山脈西側に位置し北の日野川、南の野洲やすにはさまれ、比較的なだらかな丘が続く。

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改訂新版 世界大百科事典 「水口丘陵」の意味・わかりやすい解説

水口丘陵 (みなくちきゅうりょう)

滋賀県南部の丘陵。鈴鹿山脈西麓に広がり,北を日野川,南を野洲(やす)川にはさまれた洪積丘陵で,東西18km,南北7kmに及ぶ。おもに古琵琶湖層群からなり,標高200~300mの尾根がつづき,南北方向に樹枝状の開析谷が刻まれている。国道1号線が野洲川沿いに通じ,近江鉄道,国道307号線が丘陵を南北に縦断するほか,名神高速道路の竜王インターチェンジが丘陵の北西端に位置するなど,交通の便に恵まれているので,第2次大戦後,水口工業団地,湖南工業団地などが造成され,工業開発が急速に進展した。最近は住宅団地やゴルフ場の建設も活発で,丘陵の地形改変が著しい
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「水口丘陵」の意味・わかりやすい解説

水口丘陵
みなくちきゅうりょう

滋賀県南東部にある県下最大の丘陵。鈴鹿(すずか)山脈の西側の南東から北西方向に広がり、北を日野川、南を野洲(やす)川によって限られている。南に接する信楽(しがらき)山地とあわせて近江(おうみ)丘陵とよばれることもある。標高約200メートルの多くの開析谷によって南北に細かく刻まれた尾根が続き、おもに古琵琶(びわ)湖層群とよばれる砂礫(されき)、粘土層からなる。水利条件が悪く丘陵面の開発は遅れたが、近年は住宅地や工業団地などの進出が著しい。

高橋誠一

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「水口丘陵」の意味・わかりやすい解説

水口丘陵
みなくちきゅうりょう

滋賀県南部,甲賀市にある古琵琶湖層の丘陵。野洲川と日野川の河谷にはさまれ,甲賀市の水口地区北部から北方へ広がる。頂部は平坦で,丘陵の南を国道1号線が通り,第2次世界大戦後,水口・湖南両工業団地が建設されるなど工場の進出,宅地化が進んだ。

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