コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

永劫回帰 エイゴウカイキ

5件 の用語解説(永劫回帰の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

えいごう‐かいき〔エイゴフクワイキ〕【永×劫回帰】

ニーチェの根本思想。人の生は宇宙の円環運動と同じように永遠に繰り返すと説き、生の絶対的肯定と彼岸的なものの全面否定を、著書「ツァラトゥストラはかく語りき」で主張。永遠回帰

出典|小学館
デジタル大辞泉について | 情報 凡例

百科事典マイペディアの解説

永劫回帰【えいごうかいき】

ニーチェの用語。ewige Wiederkunftないしewige Wiederkehr des Gleichenの訳で,〈永遠回帰〉とも。無限の時間の中での有限な〈力への意志〉の戯れ,すなわち〈永劫回帰〉を存在全体の根本性格とするニーチェは,この思想に1881年に襲われ,のちに《ツァラトゥストラ》を書く。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
百科事典マイペディアについて | 情報

デジタル大辞泉プラスの解説

永劫回帰

英国の作家バリントン・J・ベイリーの長編SF(1982)。原題《The Pillars of Eternity》。

出典|小学館
デジタル大辞泉プラスについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

えいごうかいき【永劫回帰 ewige Wiederkunft】

ニーチェ最晩年の思想を表すものとして有名な用語。〈永遠回帰〉とも言う。ニーチェはヨーロッパが依拠してきたいっさいのものを――主体や意識や理性という概念も,科学や宗教や民主主義も――生の実相から離れた虚偽であると看破した。これらの背後にあるプラトン主義キリスト教も実はニヒリズムの発現でしかないとする彼にとって,唯一の実在は,生成の全体としての自然であり,生の唯一の原理は〈力への意志〉となる。近代的な理性の歴史とその進歩信仰は単なる幕間劇としてその意義を失い,存在の全体の根本性格は無限の時間の中での有限な〈力への意志〉の戯れ,つまり永劫回帰であると彼は言う。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

大辞林 第三版の解説

えいごうかいき【永劫回帰】

ニーチェの根本思想。あらゆる存在は意味も目標もなく、永劫に繰り返されるが、この円環運動をあえて生きる決意をする者は生の絶対的肯定に転じることになる。永遠回帰。

出典|三省堂
大辞林 第三版について | 情報

世界大百科事典内の永劫回帰の言及

【ニーチェ】より

…《華やぐ知慧》には批判的解体に伴うペシミズムから新たな晴朗さへの回復がはっきりと認められる。この時期の81年,ニーチェはスイス・アルプスのシルバプラナ湖畔で永劫回帰の覚知に達し,いっさいが〈力への意志〉である以上,宇宙と歴史の変動は永遠に自己回帰を続ける瞬間からなっているとの思想を得ている。
[《ツァラトゥストラ》とそれ以後]
 翌1882年にはザロメとの不幸な恋愛があったが,翌年初頭,ジェノバ郊外のポルトフィノで《ツァラトゥストラ》の着想を抱き,彼の言によれば,“嵐のような”筆の運びでまたたくまに第1部が完成した。…

※「永劫回帰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

稀勢の里寛

1986- 平成時代の力士。昭和61年7月3日生まれ。中学卒で鳴戸部屋に入門し,平成14年3月初土俵。16年5月新十両,同年11月には18歳4ヵ月で新入幕をはたす。18年7月新三役小結,21年3月新関...

続きを読む

コトバンク for iPhone

永劫回帰の関連情報