コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

江戸小紋 えどこもん

6件 の用語解説(江戸小紋の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

江戸小紋
えどこもん

細かい模様を白抜きし単色で染める日本の型染の一つ。江戸時代の武士の (かみしも) に用いられて発達し,羽織,着尺などにも使用されるようになったが,明治以降,婦人着尺に細かい模様で多色の型友禅が現れ,これも小紋と呼ぶようになったため,本来の小紋と区別する法として江戸小紋の名が使われた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

江戸小紋

江戸時代に主として武士の裃(かみしも)の模様として使われ、明治以降は婦人の着物の模様として愛好され普及した型紙染めの代表的な技烹小宮康助さんが人間国宝に認定された際、他の小紋染めと区別するため名付けられた。

(2011-10-07 朝日新聞 朝刊 東京西部 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

えど‐こもん【江戸小紋】

江戸時代の武士の裃(かみしも)に用いられた染め物。柄(がら)が非常に小さいにもかかわらず、遠目にはっきりと見える。1色染めが特色。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

江戸小紋【えどこもん】

和服の模様染の一種で,小紋のうち特に細かい模様を単色で染めたもの。友禅小紋などと区別するため,1955年文化財保護委員会により名づけられた。
→関連項目

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

大辞林 第三版の解説

えどこもん【江戸小紋】

型染めの一。単色で染めた小紋染め。江戸時代より裃かみしもなどに用いられていたが、小宮康助(1882~1961)が伝えるこの技法を無形文化財に指定した際に名付けられた。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

江戸小紋
えどこもん

江戸小紋という名称は、1952年(昭和27)、当時の文化財保護委員会(現文化庁)が、東京に住んでいた小宮康助(こみやこうすけ)(1882―1961)の、江戸時代における裃(かみしも)小紋の伝統を踏まえた一色染めの細緻(さいち)で古格のある小紋を染める技術をとらえ、「助成の措置を講ずべき無形文化財」に選定した際に一般の小紋染と区別して命名したものである。その後文化財保護法の改正に伴い、55年2月、江戸小紋は国の重要無形文化財に指定され、小宮康助がその保持者と認定され、江戸小紋の名はさらに世に知られるところとなった。なお康助没後は、その嫡男康孝(やすたか)(1925― )が後を継ぎ、認められて、重要無形文化財江戸小紋の保持者とされている。[杉原信彦]
『杉原信彦著『染の型紙』(1968・京都国立博物館) ▽東京国立近代美術館編『日本の型染――伝統と現在』『日本の型染』(1980・東京国立近代美術館)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の江戸小紋の言及

【小紋】より

…明治以後は女性の絹や麻の着尺に用いられている。近年,細かい柄の友禅染を広く小紋と呼ぶようになったので,伝統的技法を伝承する小紋染を江戸小紋といい,技術保持者の指定にその名称を用いたところから固有名詞化した。型紙は伊勢型(白子型)紙が紀州侯の庇護のもとに全国各地で売り出され,流行とともに鮫,霰,菊菱,小桜,青海波(せいがいは),立涌(たてわく),麻葉,鱗,子持縞,通しなど柄の種類が多くなった。…

※「江戸小紋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

江戸小紋の関連キーワード色柄白抜き朝顔染小紋染地染染抜き白上り染模様焚き染める手染

今日のキーワード

災害派遣

天災地変その他の災害に際して,人命または財産の保護のために行なわれる自衛隊の派遣。災害出動ともいう。都道府県知事などの要請に基づいて,防衛大臣が派遣することを原則とするが,特に緊急を要する場合,要請を...

続きを読む

コトバンク for iPhone

江戸小紋の関連情報