コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

縞/島 シマ

4件 の用語解説(縞/島の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

しま【×縞/島】

2種以上の色糸を使って織り出した縦または横の筋。また、その織物。その筋模様の出し方で、縦縞・横縞・格子縞などという。
縞織物の筋に似た模様。「腹に―のある魚」

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

縞【しま】

織物模様の一種。洋服地のストライプに当たる。筋,柳条(りゅうじょう)とも。名物裂(ぎれ)では間道(かんとう)と称する。縞が本格的に流行したのは,南蛮交易により南方からセイラス縞,桟留(さんとめ)縞(唐桟)など珍しい縞織物がもたらされた近世以後で,縞の名はこれらを〈島物〉〈島渡り〉と称したのに由来する。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

しま【縞】

一般には筋によって構成された幾何学的文様をいう。特に織物による縞は本来2色以上の色糸を,経(たて)あるいは緯(よこ),また経緯の両方に,一定あるいは不定の間隔をもって織り込んでいくときにできる竪縞,横縞,格子をさす。しかし一般には織りの変化,あるいは描染(かきぞめ)や型染で行われる種々の縞文様,およびその変形である,よろけ縞,斜縞,立涌(たてわく)なども含めて縞と呼ぶ。今日〈しま〉に〈縞〉の字を当てるが,漢語の〈縞〉の字義にはここでいう〈しま〉(ストライプ)の意味はなく,《太平御覧》に〈縞〉は白絹,練絹をさすことが記されている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


しま

直線または曲線を平行もしくは交差状に並べた線条文。おそらく織物の創始とともに自然偶成的に発生した模様で、あらゆる民族が用い、また各国において古代からそれぞれ独立した形で発達した。平行線の間隔の微妙な割り振りと、線の太細、色彩の組合せ方によって、この模様は実に変化に富んだ効果をもたらす。逆にこれらの微妙な関係を無視してしまえば、もともと単純な模様だけに、よけいにその単調さが目だつ結果となる。いわば平凡さと、洗練された美とが隣り合わせにある、単純にして複雑な模様であるといえよう。「縞」ということばはわが国では「島」の文字から転化したもので、16世紀の中ごろに始まった南蛮貿易を通じて、東南アジアの島々から舶来した布を「島もの」とよんでいた。ところが、この「島もの」には線条文がきわめて多くあったため、いつしかこの模様を「島」、のちには「縞」とよぶようになったといわれている。もっとも、縞ということばが生まれる以前から、「筋(すじ)」とか「間道(かんどう)」という名称があって、それに対応する遺品も、古いところでは法隆寺や正倉院などにみられる。また、これをもっと広義に解釈すれば、弥生(やよい)時代の土器や銅鐸(どうたく)の線条文をも含めることができよう。しかし、縞が織物の技法に従属した模様から、高度な美意識でもってその微妙な味わいが鑑賞されるようになったのは桃山時代以後のことである。『守貞漫稿(もりさだまんこう)』に「昔ノ織筋(おりすじ)(縞)ハ横ヲ専トシテ又大筋多シ」と記されているように、桃山時代から江戸初期の縞は大柄の横縞が多かったようである。織縞では、縦縞は織り始めから準備されていなければならないのに対して、横縞は製作中に自由に色糸を挿入すればよいので、縞織りの技法からいえば、横縞のほうが容易である。横縞が最初流行した理由もこうした技術的な問題が関係しているのであろう。
 その後、江戸後期になると縦縞が流行する。そして織物のほか染物、ことに粋な小紋(こもん)柄として広く庶民に愛用された。その代表的なものとして、かつお縞(藍(あい)の濃淡で色分けした太い縦縞模様)、金通(きんとお)し縞(2本の縦筋を並行させ、次に1筋間を置いてふたたび2本筋を繰り返したもの)、子持ち縞(太い筋に細い筋を配した縞模様)、碁盤縞(碁盤の目のように縦横の筋が等間隔に置かれている細かな格子縞)、千筋(せんすじ)・万筋(細い縦縞模様、千筋は万筋よりやや間隔が広い)、滝縞(かつお縞と同種、白の部分の多いものをいう)、三筋縞、よろけ縞などがある。また、洋風の縞はストライプとよばれ、個々の名称をもつ多くの縞柄がある。村元雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

縞/島の関連キーワード解析幾何学画法幾何学幾何学幾何学的精神球面幾何学射影幾何学平面幾何学ユークリッド幾何学麻の葉幾何学的模様

今日のキーワード

アレルギー

語源はギリシャ語。「変わった(変えられた)働き」です。関係しているのは、人間の免疫システム。免疫は本来、人の体を守る仕組みですが、ときに過剰反応し、不快な症状を引き起こすことがあります。それがアレルギ...

続きを読む

コトバンク for iPhone