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没食子酸 ぼっしょくしさん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

没食子酸
ぼっしょくしさん

「没食子酸 (もっしょくしさん)」のページをご覧ください。

没食子酸
もっしょくしさん
gallic acid

3,4,5-トリヒドロキシ安息香酸ともいう。化学式 C6H2(OH)3COOH 。分解点 235~240℃。無色柱状晶。タンニン加水分解によって得られるフェノールカルボン酸。水に可溶,沸騰水,アルコールアセトンに易溶。

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デジタル大辞泉の解説

もっしょくし‐さん【没食子酸】

没食子五倍子(ふし)や茶などに含まれ、またタンニン加水分解して得られる無色の針状結晶インク・染料・写真現像剤・収斂(しゅうれん)薬などの原料。ぼっしょくしさん。

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百科事典マイペディアの解説

没食子酸【ぼっしょくしさん】

化学式はC6H2(OH)3COOH。〈もっしょくしさん〉とも。没食子のタンニン成分を加水分解して得られる無色の結晶。水,エチルアルコールなどに可溶。
→関連項目油焼け

没食子酸【もっしょくしさん】

没食子酸(ぼっしょくしさん)

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栄養・生化学辞典の解説

没食子酸

 C7H6O5 (mw170.12).

 化学工業などで使われる.

出典|朝倉書店
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世界大百科事典 第2版の解説

ぼっしょくしさん【没食子酸 gallic acid】

3個のフェノール水酸基を有する芳香族カルボン酸の一つ。〈もっしょくしさん〉とも,またガルス酸,3,4,5‐トリオキシ安息香酸ともいう。没食子五倍子(ふし),植物の葉,茎,根などに広く遊離の状態でも存在するが,普通は没食子酸タンニンとして存在する。一般にタンニンの加水分解によって得られる。水から再結晶して得たものは,無色の柱状または針状結晶で,結晶水1分子を含む。臭気はなく,味は渋く,わずかに酸性を帯びる。

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大辞林 第三版の解説

もっしょくしさん【没食子酸】

茶・没食子・五倍子ふしなどに含まれ、またタンニンを加水分解しても得られる光沢ある無色針状の結晶。味は渋く収斂しゆうれん性があり、還元性が強く鉄(Ⅲ)塩で青黒色の沈殿を生ずる。収斂薬・還元剤・青インクの製造原料となる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

没食子酸
ぼっしょくしさん
gallic acid

芳香族ヒドロキシカルボン酸の一つ。「もっしょくしさん」ともいわれる。別名はピロガロール-5-カルボン酸、3,4,5-トリヒドロキシ安息香酸。分子式C7H6O5、分子量188.1。
 植物の葉、茎、根、および没食子、五倍子(ごばいし)の虫こぶなどに遊離の状態またはタンニンの構成成分として分布している。没食子はブナ科植物の若芽のモッショクシバチによる虫こぶから、五倍子はウルシ科植物ヌルデの若芽や葉のアブラムシによる虫こぶから得られ、乾物として漢方薬などに使われている。タンニンを加水分解して得られる無色の柱状結晶で、1分子の結晶水を含むが120℃付近で結晶水を失う。融点(258~265℃)において分解し、ピロガロールと二酸化炭素になる()。水によく溶け、鉄()塩水溶液を加えると青黒色の沈殿を生ずる。強力な還元剤である。タンニンの原料、青インキの製造に使われるほか、写真現像剤、染料の原料、止血剤としての用途ももつ。[廣田 穰]

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世界大百科事典内の没食子酸の言及

【没食子酸】より

…〈もっしょくしさん〉とも,またガルス酸,3,4,5‐トリオキシ安息香酸ともいう。没食子や五倍子(ふし),植物の葉,茎,根などに広く遊離の状態でも存在するが,普通は没食子酸系タンニンとして存在する。一般にタンニンの加水分解によって得られる。…

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